ランチに刈包食べて、大満足。そして、私も
小M も楽しみにしていた
日月潭纜車(日月潭ロープウェイ) に乗りに出かけます。
数多くの遊歩道が整備されているのも日月潭の魅力。今回は、
伊達邵碼頭 から
日月潭纜車(日月潭ロープウェイ) に続く全長500メートルの
「 水蛙頭歩道 」 を歩きます。この遊歩道、名前の通り周辺にたくさんの蛙が生息しているそうです
。私達は、1匹だけ見つけましたよ。
歩いていてとても気持ちの良い歩道です。
小M は先頭を歩き、何かを見つけては、「おいでおいで」と手招きし、私が傍へ行くと指差して教えてくれます。
日月潭纜車站(日月潭ロープウェイ乗り場)までのんびり歩いて15分~20分です。画像右にロープウェイがあるの見えますか?
日月潭纜車。ゴンドラの色は、赤が日月潭の「日」、黄色が「月」、青が「潭」を表しているんですよ。
ゴンドラはだんだん高いところに登ってゆきます。
2010年1月、日月潭と九族文化村を結ぶ全長1,877mのロープウェイが開通しました。この間には2つの山があり、山を越える形で作られたロープウェイです。それらの山の高さ(正確には山頂に建てられたロープウェイの柱までの高さ)は、、日月潭寄りの山が996m、九族文化村寄りの山は1044mの高さ!もうスリル満点です
。ロープウェイのお値段は、往復300元(大人)です。
お~っ!スリル満点 高い方の山から九族文化村站の差は169メートル。高所恐怖症の
Yuさん は、ちょっと緊張気味。笑顔がこわばってます。
今回は、九族文化村(台湾中部最大のアミューズメント施設。原住民エリアでは、各原住民の生活様式を学ぶことが出来ます)でいったんゴンドラを降りました。ここのゴンドラ乗り場にはお土産物屋さんがあり、日月潭の紅茶は勿論、彰化や嘉儀のドライフルーツ類を購入することが出来ます。九族文化村にも行きたかったのですが、この広大な施設を訪れるには、今回は時間がないとのこと。次回のお楽しみに取っておきます。
九族文化村站からは、小学生の団体がたくさん乗って来ました。みんなとっても元気がります。そんな彼らを引率するツーリスト関係のお姉さん達のなんと威勢のいいことか!!「大姐」ってこんな元気なお姉さんをいうのだろうな~と、少々怖気づきました。けれど、そのお姉さん、私を見て「日本人?」と話しかけてきました。「我是日本人。我喜歡台灣。」と答えると、とても喜んでくれました。彼女は台北で日本語を勉強しているそうです。そして、日本が大好きと言ってくれました。私が英語で「It is the 7th travel to Taiwan in this time. 」というと「ワッセ~
」と、ますます笑顔になりました。お互い別々のゴンドラに乗ったのですが、別れる時は、思いっきり手を振ってくれました。このわずかな触れ合いもとても嬉しかったです。日本人であると言っただけでこんなに喜んでくれる…。だからますます台湾や台湾の人が好きになります
。彼女の元気な笑顔、キラキラ輝いて素敵でした。
ゴンドラからは風光明媚な日月潭の景色が独り占めできます。爽快な気分です。
このゴンドラ、窓が手動で開くんです。本当は手を出しちゃいけないんですが、風に触れたくなったのでちょっとだけ手を出してみました。気持ち良かったです。
小M 、緊張気味です。そこが可愛いんだわ~
。
再び日月潭纜車站に戻りました。ここにも沢山のお土産物が売ってます。
小M は、アレコレ凄~く悩んで、帆舟のおもちゃを買いました
。
小M は船が大好きだそうです。この帆舟のおもちゃ、翌日にひと悶着あるんですよね~。記事のアップをお楽しみに。そして再び
「水蛙頭歩道 」 を散策しながら
伊達邵 へ戻りました。スリリングで壮大な
日月潭纜車(日月潭ロープウェイ) の旅でした
。
以前紹介した
小M が
日月潭纜車 に乗る前にプレゼントしてくれた絵です。
小M の記憶の中に、今日の
日月潭纜車 はどう残るのでしょうか?日本から来た朋友のこと、忘れないでね
。
テクテク歩いて
伊達邵 義勇街 に戻ります。そして、食いしん坊の私たちは、おやつタイムです。義勇街で見つけた美味しそうなもの
春巻き風のぶ厚い皮で、椎茸、高菜、猪肉、そしてキャベツの千切りを包み込みます。すごく早い手捌きです。職人技でございます
。
それを油で揚げると…
アッツアツ
台湾小吃 の出来上がり
。(
台湾小吃 ⇒小皿で食べれるもの、おやつ、軽食、歩きながら食べれるもの。屋台で売ってる食べ物の殆どは小吃と呼んでもいいかも知れません)見ただけでカリッカリってわかりますよね。大きさは、ソフトボール大くらいとかなり大きいです
。
これが中身。
香菇高麗菜包 40元
。アツアツです。とにかく
好吃! 私の台湾小吃No1は胡椒餅でしたが、それを抜いて
No1 に君臨いたしまたした
。
義勇街 のこのお店は
「年記」 といいます。今回、出発前に読んだ
ayacoさん の2冊目の著書
「もっと!台湾のたびしおり」 P56でも紹介されているお店。
ayacoさん 絶賛のお店だったので、行きたいと思ってました
。とてもLuckyです
。
義勇街 のセブンイレブンの角を曲がった所で紅茶のお店を見つけました。南投県魚池郷という紅茶の産地に本拠地を構える
「朝霧茶荘」 というお店です。日月潭では、ぜひ台湾紅茶を飲みたかったので、嬉しい発見です。そして、噂に聞いた
「台茶18號」 (50元)もあります。これに決めました!!
店頭で紅茶を入れてくれます。
紅茶アイス(50元)もあります。
お店の奥にあるテラスでゆっくり紅茶が頂けます。
小M は紅茶アイスです。さっき
「年記」 で買った
香菇高麗菜包 もこのテラスで頂きました。大きいので1個を3人で仲良く分けます。
小M が紅茶アイスを分けてくれました。ストレート紅茶のアイスは初めてです。味も香りもとても爽やかで、夏にピッタリです。渋みもなく食べやす。
これが
香菇高麗菜包 の断面
。ホント、美味しいです。でも、かなり大きいのでひとりではヘビーかも。分けて食べて正解です。
ここで少し紅茶のお話です。
台茶18號豆知識 台湾紅茶の最上級品、
紅玉紅茶(台茶18號) は、南投県魚池郷を中心に、台湾全土で生産される紅茶専用品種で、別名
「森林紅茶」 とも呼ばれます。その歴史は、日本統治時代にさかのぼります。日本人農業技師の新井耕吉郎がビルマ(現在のミャンマー)で栽培されていた
アッサム種 の茶木を台湾に持ち帰り、台湾国内に自生していた野生茶樹を掛け合わせて品種改良を進めたものです。開発開始は日本統治時代の1930年代にもかかわらず品種改良には時間がかかり、商品として出回ったのは2000年を越えてからです。日月潭周辺で採れる紅茶は、「日月潭紅茶」の名で流通されています。その種類は「台茶7號」「台茶8號」など様々です。「日月潭紅茶」=「台茶18號」ではないのでお間違いないように。
しかし、中国がひた隠ししていたお茶の製法(主にダージリン種)、しかし、台湾に入った紅茶は日本人によるビルマ経由のアッサム種とは…。いろんなミステリーが複雑に絡んでそうですね。近くて遠い台湾と大陸、近くて近い台湾と日本じゃないでしょうか?
さて、そんな台茶18號ですが、とても美味しかったです
。今まで飲んだストレート紅茶の中で、一番飲みやすくすっきりしていました。渋みもなく、香り豊かです。その香りには甘みを感じました。ぜひ一度お試しください
。
台湾小吃と台茶18號で一息入れた後、
義勇街 を散策し、再び、日月潭遊覧船に乗って夕日を見ることにしました。時刻は16時40分。
伊達邵 からフェリーに乗り再び
水杜碼頭 へ。最初に遊覧船に乗った時と比べると、湖の色が濃く見えます。そして日も沈んでゆきます。
17:00
水杜碼頭 から夕日を眺めます。雲が夕日を遮りました。光が反射し、こんな光景を見ることが出来ました。雲の端はキラキラ輝き、とても神秘的です。
17:30こんな美しい夕日が見えました
。静寂な空気と赤く沈む夕日。地球と太陽の、計り知れない距離感の中で、今ここに生きていることの不思議さを感じます。
遊覧船は、
水杜碼頭 から玄米寺を経由し
伊達邵碼頭 に戻って来ました。この続きは、また次回に…。