7度目の台湾旅行 2014年9月25日~9月27日 1日目 その2 機内で「看見台灣」を観る | J'aime・・・

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私の好きな台湾、五月天、そして宝塚。
好きなものに囲まれた日常の出来事を書き留めていきます。

 「7度目の台湾旅行」始まります台湾。今回は「友情萬歳!」というタイトルです。ハイ、五月天のエロい曲「愛情萬歳」のパクリです。色んな出会いが今回の旅を彩ってくれました。感謝の気持ちと、これからも続く友情を願い、共に過ごした時間の1コマでも多く書き留めてゆこうと思います。いつも以上に、長文になりますが、最後までお付き合いください。

 2014年9月25日(木)、チャイナエアラインチャイナエアラインCL0159台北行きは…、出発が45分も遅れてしまいました。機体整備のためだそうです。定刻通りに出発できなかったのは、初めてです。今回の座席は、2-4-2の配列。もちろん、パーソナルオーディオ付きです。どんな台湾エンタメに出会えるのか心ウキウキです。私の座席は、24G。窓側も選べたのですが、お隣がふさがっていたので、あえて通路側を選びました。しかも「出来れば4列シートの隣が空席の場所を」というリクエストをしてみました。お隣が空席だと、シートとシートの間のアームレストを上げて、2シートを占領し、広々と過ごせるのです。一種の悪知恵かもしれません。あまり真似しないでくださいね。でも、私なんか可愛いもんです。インドへ行った悪友は、4シート丸々空いてたので、全部使ってベッドで寝るみたいに手足を伸ばして寝たと自慢してました。
 今回のオトモは「歩く台北2014-2015」(←左クリック)。付箋付けて準備万端です



 やはり 2ー4ー2 配列は快適です。そして気になる機内オーディオです。今回のラインナップもゴージャスです。特に映画、最新作が目白押し。台湾作品もさることながら「Grace of Monako」 「Malificent」 そして、見逃した「The kings speach」等々。そしてご存知「KANO」もあります。今回はハリウッド作品に浮気心が出ましたが、やはり台湾作品をセレクトしました。ただ放映時間185分の「KANO」は諦めました。すでに観てるし、1月には日本公開ですしね。どうしても見たい方は、往路、帰路に分けて「KANO」視聴をお勧めします。これなら全編制覇できます 。観る価値、あります。私が保証いたします。
 日本での公開が待ちきれませんね


 私が選んだのは…台湾タイトル「看見台灣 Beyond Beauty ー上から見る台湾ー」というもの。2013年の齊柏林(チー・ポーリン)監督作品です。このタイトル、ご存知の方は多いはず。恥ずかしながら私はよく知りませんでした。タイトルのイメージから、「上空から台湾を眺め、その美しさに感動し、台湾旅行を盛り上げよう~」というお気楽な気分でセレクトしました。この作品、確かに美しい台湾を上空からとらえていました。断崖がそびえ立つ無人島、青い海、緑の大地、そして収穫の季節には、黄金色に輝く田畑。自然と調和した実り豊かな島、そして、上空のカメラに向かって手を振る人々の素朴で美しい姿。労働と収穫という調和を感じながらも、少々退屈に感じてました。でも、途中から変わりました。2012年6月、台湾東部を襲った豪雨がもたらした惨事。美しい大地や、優しい笑みをたたえた人々の暮らしが壊れてゆく様が映し出されます。台湾の雨量は多く、それによる災害も多いことが説明されます。厳しい自然と共存することの悲劇にも似た台湾の人々の生き方を感じます。そして、映像は、突然、工業地帯から流れ出す汚水や煙突からの煙を映し出します。青い海にドクドクと排出される命をむしばむ危険な汚水、青い空を灰色の天空塗り変える大気汚染の恐怖が目の前に付きつけられます。この映画、いったい何??「驚愕」ってこういう気持ちをいうのでしょうか?気が付けば、「えっ?何?どういうこと?」と、腕組みしながら食い入るように映像を見ている自分がいました。ナレーションは呉念真(ウー・ニエンチェン)さん。彼の低い声が更にリアルな恐怖を訴えます。文明の発達や開発が自然を壊し、それと引き換えに人々が手にした便利さ、快適さ。けれど、今までになかったような天災や、公害という形で報復を受けています。処理しきれないゴミの山(と、いうかゴミの大地状態でした)。この作品は「美華島」といわれる美しい台灣が、見失ったものを気付かせてくれるものだと思います。エンディングの少し前に流れたテロップ…、 五月天ぞうさん。諾亞方舟世界巡迴演唱會で見覚えのある「如煙+如果還有明天」の歌詞の一部が出ました。

如果還有明天 能不能譲傷口癒合  能不能譲大地重生
If we only realize the pain   we have caused know that there is still tomorrow
Discover the light in  this land

 そして、「目を閉じて深呼吸してごらん。あなたは何が見える?」という問いかけ…。「欲を持たず多くを求めず、家族のために(子孫繁栄のために)慎ましく生きて…」そんな意味の中国語・英語テロップが流れました。とても感動しました。台湾で起こっている自然破壊は、世界共通の問題です。その問題を明確に示し、美しい祖国を取り戻すために人はどう生きれば良いかを提示してくれた作品です。間もなく到着する台湾という国のありのままの姿を知ることが出来ました。観てよかったです。
 この作品、12月に『天空からの招待状』(←左クリック)という邦題で公開が決まりました。ぜひ、多くの方に観て欲しい作品です。

 90分の「看見台灣」を観終ったあと、到着まで少し時間があります。今度は音楽番組から自分の聴きたいCDをセレクトし、プログラムを作りました。CDアルバムは、五月天伍百羅志祥(SHOW/ショウルオ)楊 丞琳(レイニー・ヤン)などがラインナップされてます。他には、映画やドラマのサントラ盤もあります。歩歩驚情」 「就是要你愛上我」 「愛的生存之道」 「冰雪奇縁/アナと雪の女王」 「KANO」…、さすが、豪華ですね。
私のセレクトは、これ↓
 『KAMO』のサントラから「勇者的浪漫~風になって~」 「序曲」を。そして五月天ぞうさん。「The Best of 1999~2013」より、数曲セレクト。どの曲も好きですが、彼らの国へ行く前に、彼らの曲を聴くと最高に幸せな気分になれます倔強」阿信の声は何て暖かいのでしょう。感激で泣けそうです。そして最終着陸態勢に入ります。阿信の国へ到着です台湾台湾

 続きはまた次回に…


おまけ
 チャイナエアラインの機内食は、味に定評があります。確かに美味しいです。今まで、ポークぶーのセレクトが多かったので今回はチキンチキンをセレクト。でも、私のひとつ手前で終了。CAのCA「チキンない!」のストレートな表現にグサッ包丁ときたけれど、美味しいポークを頂きました。しかし…、そろそろ機内食にも飽きたな~。ピーチ桃に乗り換えますかね。
 左手奥のサーモンのサラダ、美味しいです。デザートはティラミス。

  ポーク、軟らかくて味がしっかりしみてます。