国立西洋美術館で開催中の「シャセリオー展 19世紀フランス・ロマン主義の異才」が、今週末28日までです。

シャセリオー


Théodore Chassériau(1819-1856)は早熟で11歳の時に新古典主義の巨匠アングルのアトリエに入りました。
その後、ロマン主義のドラクロワの影響を受けるようになります。

シャリオーは当時フランス領だったサマナ(現ドミニカ共和国)で生まれました。
アルジェリアを旅行してからは、オリエンタルな雰囲気の作品を描きオリエンタリスムの画家としても知られるようになりましたが、もともとカリブの島の出身だったシャリオーにはエキゾチックなものが備わっており、それが作品に現れているのではないかといわれています。

さて、今回の展覧会は、絵画約40点、水彩・素描約30点、版画約10点、写真や資料などルーブル美術館から貸し出された作品を中心に構成されています。

ルーブル美術館は大きくて作品の数も多いので、ついつい大巨匠の作品だけに目が行きがちですが、今回のような企画展では、一人の画家をじっくり味わうことができるのが魅力ですよね。

ご興味のある方はぜひどうぞ!


開館時間:
午前9時30分~午後5時30分
毎週金曜日:午前9時30分~午後8時
※入館は閉館の30分前まで
※シャセリオー展は土曜日の夜間開館はありません。
休館日:
月曜日(ただし、3月20日、3月27日、5月1日は開館)、3月21日(火)