M.Kさんが、サンパの留学サービスで行ったブルゴーニュ地方の留学体験記を書いて下さったのでご紹介しますね!

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60代半ばにして、うまれてはじめて、フランス3週間の短期語学留学に行ってきました。
留学先はブルゴーニュ地方のモンバールという穏やかな小さな町で、とても感じのいいところでした。
クローディン先生は、元気溌剌、ほんとうにエネルギッシュな女性でとてもお料理が上手です。

わたしの要望に沿うよう配慮していただき、どの料理も野菜中心、塩分ひかえめのあっさりと美味しいものでした。

午前中3時間のレッスンは今まで受けたことがないような内容もありました。

あるテーマについて先生とディスカッションをするというものです。
初心者レベルのわたしのフランス語力で、社会問題に関する意見交換などできるのかと思いましたが簡単なことはなんとか言えました。

ブルゴーニュ


複雑でとてもフランス語で話せないけれどぜひ言いたいと思ったことは、日本語で話す許可をもらって話しました。

原発に関する意見などもかわすことができ、ともに原発大国である日本とフランスについて話せたことはとても有意義でした。

ともかく知っている単語で速く速くしゃべること!
少々間違ってたってかまわない速く速くと繰り返し先生に言われました。

頭の中で翻訳してはだめ、海の波のようになめらかに続けてと。
このアドバイスが今回の大きな収穫だと思っています。
とてもむずかしいことですが。

ブルゴーニュ


レッスンがすむと週2,3回午後に観光があって世界遺産のフォントネー修道院やいくつかの城、古くて美しい街スミュールなど案内してもらいました。

先生の運転する車の窓から見た一面に広がる、牧場の奥でのんびりと草をはむ白い牛や羊、馬たち。
青空にくっきりと映える美しい形の雲。
今も目に浮かびます。
(例年より雨が多い6月だそうですが遠出の時は必ず晴れました)

またある日は先生のお友だちの家に食事に招かれたり、たまたま遠方からお友だちが来て一緒に3人で食事をしたり小さいコンサートに行ったり、いくつかの展覧会。
勿論マルシェにも。

週に1日完全フリーの日があって1人で在来線terで30分のところにあるディジョンという街に行ってきました。

2週目には先生に「ボーヌというもう少し遠くの街も行きませんか」とすすめられましたがディジョンが「やっと行って帰って来られた」という感じだったので、もう1度ディジョンに行かせてもらいました。

ブルゴーニュ


今度は落ち着いて美術品の1つ1つまでじっくり時間をかけて見てまわることができました。

その他の午後の自由時間はその日のレッスンの復習もしなくてはいけませんでしたが、映画館に行ったり、お店を覗いたり、運河に沿って町のすみずみまで散歩しました。

動物好きのわたしには、すぐ近くのビュフォン美術館はとても面白かったです。

モンバールでの日常生活を通し人々の暮らしや日本との文化の違いを身をもって知ることができたこの3週間は、人生の中で忘れられない大切な想い出となりました。

ブルゴーニュ3


最後になりましたが、親身になってお世話くださったエコールサンパの大塚さんに深く感謝いたします。

実は着いた日に国鉄のストがまだ続いていて、シャルルドゴール空港からわたしの乗る夕方1日1本だけ運行するモンバール行きTGVは動きませんでした。

次の日も動かないと駅員に言われました。
一瞬途方に暮れたのですが大塚さんから聞いたことを思いだし、空港内のホテルに部屋をとり
クローディン先生の指示をあおぎながらなんとか次の日別の交通手段でモンバールに着くことができました。

大塚さんのカウンセリングでの『万が一の対処法』をよく聞いておいてよかったと思いました。

ありがとうございました。

ブルゴーニュ


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詳しく知りたいなぁと思ったら、ちょっとこちらのサイトをのぞいてみて下さいね!
http://www.france-sympa.com/