その扉をたたく音
瀨尾まいこ
あらすじ📖
ミュージシャンの夢を捨てきれず、親からの仕送りで怠惰に暮らす、29歳無職の宮路。ある日、ギターの弾き語りに訪れた老人ホームで、神がかったサックスの音色を耳にする。演奏していたのは年下の介護士・渡部だった。「神様」に出会った興奮に突き動かされ、ホームに通うようになった宮路は「ぼんくら」と呼ばれながらも、入居者たちと親しくなっていき……。音楽と人が奏でる、確かな希望の物語。
(表紙裏より)
心に残った言葉💙
p.165 たぶん、どんな状況の中にいても、明日やその先にすてきなことが待っていることをぼくたちは知っているからですよ
p.179 この混じりけのない音は、一人でいては、音楽の中だけにいては、決して出せない。たくさんの人と交わって、自分の内面にある濁りや汚れがけずられてきたからこそ、彼の出す音は澄んでいるのだ。
p.190 忘れたくない。そう思える日が送れて良かった。
感想✨
2022年度の「第68回青少年読書感想文全国コンクール」高校生の課題図書。
優しくて温かい、素敵なお話だった。
老人ホームで出会った人たちとの関わりを通して、少しずつ変わっていく宮路。これからに希望を感じられる。
水木のばあさん、本庄のじいさんとの関わりは、最後は切ないけど、とても幸せな気持ちになれた。
今日のスタバ☕😌✨
バニラクリームフラペチーノ S
+ブルベミルクに変更(55円)
+バニラシロップ多め
+上からハチミツ3周