人生の転機ってありますよね | Emi Paineオフィシャルブログ「EMIのLA☆HONOLULUライフ」Powered by Ameba

人生の転機ってありますよね



去年、ハワイにお店のリサーチに来たとき、行ったこのバー

初めて行ったのは去年の10月上旬です





その頃のわたし、人生でこんなに辛い事が一度に襲ってくることがあるの?
という位、悲しい事が沢山起こっている時期でした

まず、日本に残してきた、おじいちゃんの病状がすごく悪化していて、入退院を繰り返し、
LAから日本にお見舞いにしょっちゅう帰国、少し病状が落ち着いて、LAに戻ると、また悪化。
それを何度か繰り返し、おじいちゃんが天国に召された時、私は運わるく、LAでした。

そして、だぁの私への裏切り。はっきり言って、あの時程、人を恨み、嫌い、
この世界から消えてしまいたいと思ったことはありませんでした


さすがに死は考えませんでしたが、今いる状況から自分を消したい、消えてしまいたい
と真剣に考え、ご飯も喉を通らず、49キロあった体重は41キロまで激減


精神状態を落ち着かせる為、精神安定剤がかかせない日々が続きました




どこにも行きたくない、誰にも会いたくない、何も食べたくない、誰とも話したくない

ネガティブな感情ばかりが心を占めていて、テレビも見ず、音楽も聞かず、
ただただボーっと家で膝を抱いていました


安定剤を飲んでいると、体のふらつき、急な吐き気があり、お店にも顔を出せない程になった時、
マネージャーのサラには正直に言っておこうと、その時の自分の状況を説明しました

何日か経って、また家で膝を抱えてるとき、サラからメールが届きました

届いた言葉は

『とりあえず、EMIさんのペースで、無理しないで下さい。
でも、お店の子達はみんなEMIさんが必要ですよ。
みんな待ってます。でも無理して来なくていいですからね』


でした。


その言葉で、私がどんなに救われたか

あっさりと短いメールの中に本当の優しさを感じれました

何も聞かない愛情、何も言わない愛情。。。


『私はなんて自分に甘いんだろう。あのお店はもう私だけのお店じゃない。
みんなのお店。みんなの希望がいっぱい詰まった場所。私を必要としてくれている
仲間がいて、愛に溢れたお店があって、私、幸せじゃないの?がんばらなきゃ』



初めてこのバーに行ったときは、まさか自分が本当にこんなにすぐに
ハワイでお店を持つ事になるなんて、考えてなかった

だって、ハワイにリサーチの為に行ったのは、ほんの5ヶ月前


壁に書かれた落書きの中に


みんなが壁に思い思いのことを落書きするお店なんです

その中に



これを書いたとき、私はもちろん精神安定剤を飲んでたし、不安定だったけど、
この瞬間は本当に『ハワイでやるぞ!』と思ってたんですね

『負けない!』と言う言葉は、自分に負けないという意味です

ボロボロの精神状態だった私が書いた文字が何故か愛おしくみえた







その直後からです

ハワイに知り合いの一人もいなかった私が、一人の女性と居酒屋さんで出逢い、
その女性を通じて、信頼出来る不動産屋さんを紹介してもらい、お店を契約しました

あれから数えきれない温かい人達との、出逢いがあり、助けられ、今があります





絶対に日本から離れることなんてない、と思っていた、親友のゆかりちゃんも
今はハワイに住み、私の側でいつもめいっぱい努力して助けてくれてる



だぁのことは本当に許せているのかどうかは、まだわかりません

昔よりある程度の距離を置いていることは確か

でも許しているから、まだ一緒にいるんでしょうネ


でも新しい恋なんて私には絶対無理!と11年間思っていましたが、
最近では他の人にときめくことも。。。正直あります

デートも。。。します

でもそれはひと時のことなので、結局はだぁですかね

でも昔と違うことは、今は恋より仲間&家族命です




全て自分に起こる事は、自分に必要だから起こるんですね


私、去年の暮れ頃に産まれ変わったんです


今は毎晩、寝るとき、また来る明日が楽しみで楽しみでウキウキして
眠れないくらい毎日幸せです


起こった全ての悲しい出来事、あれがなかったらきっと今の自分はない



神様がもし私を『20歳に戻してあげるよ。戻そうか?』と言ったとしても
答えは『NO』です。即答できます。

だって一瞬一瞬に、色々な事に感動できて、色々な人に感謝できて、
毎日なんて自分は幸せなんだろうって感じられる、37歳の今の自分が一番好き


長くなってごめんなさい


でもわたし、本当に今幸せなんです!


このお店のオーナージェフと
(今日はセントパトリックスデー。緑の物を身につける日です)

前に私が『ワイキキでお洋服屋さんしたいの!』と言っていたのを覚えていて
『本当にお店開ける事になったよ!』って言ったら、とっても喜んでくれて、
で、記念写真、パチっ

ここに来るロコの人たち、みんな温かくて、フレンドリーで
日本の下町のノリで大好きです!!


おばあちゃん、おかあちゃん、ハワイでもたくさんの温かい人達に
助けられ、守られ毎日楽しく生きてます おじいちゃんも守ってくれてるからかな?