あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら | la vie en rose

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漫画しか読まない娘に、小説を読んだ方がいいよと言ってもなかなか伝わらず、困っていました。
ある時、TikTokで薦められた小説に興味を持ち、初めて買いたいと言って買った小説が、
汐見夏衛先生の、あの花が咲く丘で、君とまた出会えたらでした。
最後の方のページ数枚は、泣き過ぎて紙に涙の跡が残っています。
その小説を他のお友達も読み、皆が涙した作品。
その映画化が決まり、娘達だけで無く、密かに私自身も気になりました。
私は戦争を知らない世代で、両祖父母と縁が無かった為、特攻隊についても何も話せない。
むしろ子供達が戦争を描いた小説を進んで読んでくれた事に驚きました。

キャスティングに松坂慶子さんが出る事で、松竹がかなり力を入れたヒットする作品と想いました。
主題歌が福山雅治さんの想望も素晴らしくて、予告編と歌で泣けました。

3回見に行き、1回は1人で、2回目は舞台挨拶、3回目は娘と(娘も2回見に行っています)
何回見ても大号泣で目が腫れるのですが、主人公達の若い世代の人達の想いの他に、兵隊さん達を包み込む食堂の女将役の松坂慶子さんにも泣かされます。母親目線になってしまう。
松坂慶子さんこの役で助演女優賞取って欲しい!!
それ位、あの美人女優だった方が、素敵な年の重ね方をされて見事に演じられています。
友達と見に行って泣いて帰ってきた娘と、戦争に対する想いを初めて話合いました。
大切な経験が出来ました。
舞台挨拶で主演の福原遥と水上恒司さんを見て、
あまりの美しさに衝撃でした。
美しく哀しい恋の物語も、若い人達を惹きつけるのでしょう。
(水上恒司さんは今、朝ドラブギウギでヒロインの想い人を演じて、また泣かされる展開のよう…)
現代と戦時中を見事に描いた監督さんも素晴らしいと想う。人物描写も良かった。
とにかく今年のおすすめ作品です。
紅白の白組ラストに福山雅治さんの想望を聴いて、
今年を締めたいと想っています。