英会話らばっ(ワンポイント編) -9ページ目
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「いただきます」して食べたいのよ

海外に住んでいる人で、英語を学んでいる人からよく聞く質問で多いのが、

「『いただきます』を英語で何て言うの?」

やっぱり海外でよそのお家にお呼ばれして、ランチなり夕食なりごちそうになるときに、食べ始めるタイミングがつかめないと言うのだ。
気持ちはわかるなぁ。
英語では日本語の「いただきます」に相当する言葉はないので、適当に

「まぁ、おいしそう!」だとかお世辞を言いながら、周りを見回し、誰かが食べ始めたら、それがゴーサインだなんて答えている。
けれど大半の日本人はそれでは物足らなさそう。

日本は何でも始めとか終わりのしめくくりがはっきりしている国で、それに慣れていると、そういう区切りみたいなのがちょっと欲しくなるらしいのだ。
だから、「いただきます」という言葉がないと言われても、なんとなく、もうちょっと明確なゴーサインが欲しいとなるらしい。
いや、わかるよ、気持ちはよくわかる。
それに誰かが食べ始めるまで待っていたら、誰も始めてくれないなんてこともあるものね。

ということで「いただきます」がどうしても欲しい人のための英語を載せておく。

もう、今食べるというときに、

"Can I(we) start?" (キャナイ(キャンウィー)スタート?)

これを「いただきます」代わりに使ってね。
これは「(食事を)始めてもいいかしら?」という意味だが、こちらの人はよく使うし、「いただきます」と同じタイミングで使える。

ただし「まだダメ」と言われたら、もうちょっと待とう。(爆

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私、アレなの

さて、昨日に引き続きやんわり他の言い方に代えようシリーズ。

海外に行っても健康管理は大事だし、身体のことはプライベートなことでもあるので、やはりこうスムーズに伝えられるほうがいいよね。

女性の月経なんかがこのひとつで、

「私、今生理中なの」

なんてダイレクトすぎて言いたくないことも多い。
女性だけに限らず男性だって、言いにくい(?)言葉の一つではなかろうかと思う。

こんなとき日本では「こそあど言葉」が有効に使われる。

「アレよ、アレ」

というふうに。

しかしながら、それを英語で"that"と言っても通じはしない。
ということで、生理を英語で伝える便利な言い替え版として、

"It's that time of the month." 

あるいは

"It's my time of the month."

というと良い。
雰囲気でいうと「月のアレが来たわ」くらいである。

先日訪ねた友達の家のジョークカレンダーに、

"It's that time of the month again, I can imagine him on a spit rotating."「ああ、またアレだわ、彼を串刺しにしたい気分」

なんて書いてあった。
そういうところは世界共通なんだなぁとやけに納得。

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お腹がゆるいとき

悪いことではないが、大きな声で言うことでもないので、やんわり表現するということが会話の中では多々ある。

病院なんかで医者に病名や症状を詳細に鮮明に伝えるように、普段の会話をするわけではない。

ということで、決して文法的に間違っているわけではないが、なんかこうソフトに伝えられないかという工夫がいることもある。

例えば、何か食べ物にあたって、お腹をこわしてしまったようなとき、いきなり会話で人に、

"I have diarrhea" 「私下痢しています」

なんていうと、これでは少し強すぎる。
いや、決して間違ってはいないし、的確というか事実でもあるのだが、下痢を英語で、そんなことはっきり言っている人に会ったことはない。

"diarrhea" (だいありぃあ)「下痢」

という単語のインパクトが強すぎるのである。

日本語では英語ほど強くなく、まだ言うほうなんだが、それでもダイレクト響くのはちょっと避けたいものである。

「ちょっとお腹をこわしちゃって・・・」くらいで十分なのである。

そう、トイレに何度も行かなくちゃいけないそういう状態に落ち込んだら、「下痢」という言葉を辞書で引いてはいけない。

"I have an upset stomach" 「お腹こわしてるんだよぉ」

このくらいにしておこう。

*食事中にこの記事を読んだ人がいたらごめん。

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デジタルオタクを英語で言うと・・・

日本語でも流行や新製品の関係で新しい言葉が毎年作られる。
新語だとか流行語だとか呼ばれ、消えていけば死語だが、その中からいくつか残る。

これは英語でも同じで、毎年のように新しい言葉も生まれていくのだが、死語にならずに広まったあとでも、英和辞典や和英辞典に収まるまでには、かなり時間はかかるようだ。
ということで辞書を引いても載っていないのだ。

今日はそんな新語を紹介しよう。

"Screenager"(スクリーンエイジャー)

と言う。

意味は、1997年ダグラス・ラシュコフの著書「Playing the Future"によると、携帯、テレビ、テレビゲーム、パソコンなどなど、いわゆる"screen"「画面」見ている時間が非常に多いティーンエイジャーのことを指したりしている。

そのほか"Muse"というロックバンドが"Screenager"という歌を売り出していたが、こちらの意味は、家族と自分との間に"screen"「壁」を作ってしまうティーンエイジャーのことであった。

実際の使われ方としては前者のほうがやや多い気はする。

デジタルキッズというか、若者の代名詞のように使われてはいるが、若くない人でも最近は、テレビや携帯、パソコンにかなり囲まれているので、われわれも十分に

"Screenager"

ではなかろうか。

ただそう呼ぶには年齢が余りすぎてるだけだ。。。(汗)

もう、ええっちゅーねんっ

何かこう、もうこの辺で止めてくれっていうような出来事ってそこらじゅうにあるよね。

子どもらがうるさいだとか、しつこいギャグだとか、くどい説教だとか、延々と続いてうんざりしたときに言う言葉である。
関西弁で言うと、

「もう、ええっちゅーねんっ!」

いやぁ使うかどうかは別にして、これをぴたりと表す英語の言い回しがある。

"Enough is enough" (イナフ イズ イナフ)

意味は、「もうたくさんだ」「いい加減やめてくれ」というニュアンスで、まさに、

「もう、ええっちゅーねんっ!」という気持ちのときに使う。

1546年のことわざ集にも収録されているくらい古い言い回しながら、本当によく使う。

あきれたように、だとか、ちょっとうんざりしながら言うと効果的。

学校の先生なんかも、がやがやうるさい教室に向かって、

"Enough is enough, children."(みなさん、いい加減にしなさいよ)

という風に警告としてよく使う。

今日は5回も連続でいたずら電話があった。
5回目の電話で、

"Enough is enough!"

と怒鳴ったら、日本からの知人であった。(汗
英語わからない人でよかった。。

ホ・ホ・ホ、ホタルじゃないんだから

今日も発音について。

疑問文を投げかけるときによく使う「何」というこの単語。

"What"

発音記号を見るとどれもこれも”h”の音が入っている。
この発音記号のせいで、発音記号に忠実(?)な日本人はそれを識別して、猫も杓子も

「ホワット」

なんて発音する。
この「ホ」は何?
アメリカにもイギリスにも長らくいたが、ネイティブで、
「ホワット」なんていうやつにほぼ会ったことがない。

だって発音記号ではそうなっている、というかもしれないが、いったい誰がそう発音しているのだろう?
テレビから映画、友人から先生まで、ほとんどいない。
意識して、探せば探すほどいない。

私の耳が悪いんじゃないの?というかもしれないが、私の耳はいたって健常。
アクセントはイギリスは北のスコットランド訛りから、アメリカはテキサスの南部訛りまで、しっかり識別できるよい耳である。

日本語の例でいうと、「体育」を「た・い・い・く」、「切手」を「きつて」というくらい変ではある。

上流階級の人で正確に何でもきれいに発音する人で、かなり「ホ」を小さくつけて言う人もいるにはいるが、私が思うに全体の3%くらいなもんだ。

だから日本人がいう「ホワット」。
不自然なのでやめてほしい。

これからは、イギリス人に似せたいなら、

"Wot"

アメリカ人に似せたいなら、

"Wat"

ここまで説明してまだ「ホワット」って言う人には、 私はこう言ってしまう。

「ちょつと、待つてください」


お偉方に聞こえない

日本語では、お偉方だとか、重要人物だと、大物とかにあたる言葉で英語で、

"VIP"

という言葉がある。
多くの人が知っていると思うが、

"Very Important Person(People)"

の略でもある。

VIPでも通じるので、そこらじゅうに氾濫しているが、ちょっと気になるのが読み方。

カタカナでみんな「ビップ」という。
どこへ行っても、日本じゃ「ビップ」という。
カタカナ英語がおかしな読み方しているってのはたくさんあるけれど、この「ビップ」も代表格のひとつ。

英語では

「ヴィー・アイ・ピー」

と読む。
この言い方しかない!
英語圏から来たはずのこの言葉、日本では正しく読む人は本当に少ない。

ビップって何よ? 全然えらいさんに聞こえない。。。
「○○さんはうちのビップよ」なんて言われたおりにゃぁ、私には「ゲップ」くらいレベル低く聞こえる。

カタカナはもうしかたがないとして、英語では正しく発音してね。

「ヴィー・アイ・ピー」 だよ。

心機一転

せっかく新しくブログを開設したので、心機一転という気分ではある。
ということで、そんな意味を持つ英語からスタートさせよう。

とてもよく使う言い回しでこういうのがある。

"I'm going to turn over a new leaf."
「心機一転、するよ」

という意味の言い回しである。

心を入れ替えるというニュアンスもあって、例えば、

「何度も悪いことをしてきたが、子供が生まれたときに、彼は心を入れ替えた」

なんていうときにも使う。

だから人から忠告を受けるときによく聞く言葉でもある。

"If you want to pass your exams, you'll have to turn over a new leaf and start studying."
「試験に受かりたかったら、心を入れ替えて勉強するんだね」

なんていう風に。

新しい葉っぱを裏返すと言う言い方が、心機一転なんておもしろいね。
もともとは、本のページをめくるというところからも来ているようね。

そういえば日本語では、新しいページをめくるなんて、言い方をするもんね。

はじめの一歩

日本は英会話が大流行らしい。
小学生からやるだの、短期間で話せるようになるだの、ありとあらゆるキャッチコピーを使った英会話関連の宣伝もすさまじい。

本当に上達するのか?
本当に話せるようになるのか?

こんな質問でいっぱいだ。

先に答えておくと、そんなのはわからない。
この一言につきる。
だってだよ、これを今読んでいるみんなの努力やらセンスやら、継続力などが私には当然読めない。

あと一つ落とし穴があって、君たちが仮にかなりのところまで上達したとする。
短期間で上達、ネイティブのような発音、これらが可能だったとしよう。
高いお金を払って英会話教室に通ったり、教材を購入した甲斐があったとする。

そんな感動もつかの間、英語は実は忘れていくスピードもすさまじい。
まぁ、この辺は、短期間ダイエットをして痩せたのはいいが、リバウンドして同じ期間でまた元に戻っていくというのに似ている。

結局、「継続は力なり」というのが語学に限らず基本になっている。

ということでここは継続できるように、1語や1文ほどで、進んで行こうと思う。
きつすぎないけど、続ける英会話。

ゆっくり流れるように進むことにする。

"I'll go with the flow and slow."
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