液体になってしまったみたい


君に触れられたところから溶けていく


そしてぷるぷるのこの心臓を


鷲掴みにされていく感覚がイイの


撹拌されてしまったみたい


まるで焼かれる前のパン生地みたいに


私の形を変えていく君が


殺した昨日の私を思い出すように


忘れますように


触ってくれ


脳の回路は迷路


君を導いて


直線で繋ぐ


終点は愛と欲望で満ちた


浴槽の中で


戯れあった愚かな


美しい日々よ