こんなこと君に言えない


なんてことばかり増えていく日々は


自由落下していく人生のように


加速度的に過ぎ去っていく


プラトニックぶっていった告白も


今じゃ恥ずかしくて消したくなるの


こんなのじゃないよ


そんなのじゃないの


私はそんなに純粋じゃないの


ぷかぷか浮かんだ煙草の煙


春が通り過ぎた夜風に乗り


蛹を終えて飛び立つ日の先


新しい私は変態でした


洗い立てのシーツ汚しながら


溶け合うように愛し合いながら


桜色の頬を寄せ合っては


哀しいことばっか思い出した


美しくありたいと思いながら


どうやっても傷は増えていくのだ


不可逆な昨日を呪いながら


今の君にずっと恋をしていたいな