(創業から初詣に通っている宮島の三鬼大聖院からの眺めです。今年は寒かったっす)

 

 2024年がスタートしました。本年もよろしくお願い申しあげます。今回は2023年1月~12月期の転職成功者プロフィールを前年同時期と比較し、最近の転職トレンドの特徴を探ってみたいと思います。

1. 上昇する年収、500万円以上は7割に
 前年同期と同様、転職者全体に占める30代の比率は60.7%(前年75%)と高く、全体の平均年齢は35.9歳(前年34.8歳)でした。決定者の平均年収は607.8万円(前年496.9万円)となり、前年を100万円以上も上回る結果となりました。地方都市の企業でも賃金が順調に上がっていることが窺えます。特筆すべきは、弊社でお手伝いした方々のうち7割で決定年収が500万円を超えたことです。中には30代で1,000万円を超える決定年収の方もいらっしゃいました。テレワークが浸透し、場所を問わずさまざまな仕事ができるようになった結果、仕事内容だけでなく報酬もボーダレスな環境になっているのだと感じます。

2. 大企業の中途採用が本格化
 採用ニーズは30代に集中し、U・Iターン比率は前年47.5%から53.6%に伸びました。前年に続く大きな変化は、地方大手企業が本腰を入れて採用活動に取り組み始めていることです。採用企業を規模別でみると、従業員1,000人以上の企業が前年の37.5%から53.6%になりました。一昔前は地方大手での中途採用は稀であったため、中途採用を実施する企業にとってはかなり有利な環境でした。しかし現在は全く状況が変化しています。もはや新卒採用のみで社員を確保するという「純血主義」の企業はほとんど見かけません。さらには首都圏の高年収の大手企業、ビジネスモデルや働き方に魅力を持つスタートアップとも競合しながら採用活動を行わなければならなくなっているのです。
 ここ数年続く人材獲得競争は、落ち着くどころか、今年はますます厳しくなっていく気配を感じます。あらためて採用対象の明確化や、採用に向けた取り組みの強化が必要になっています。

 

では本年も宜しくお願い申しあげます。

 

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