おはようございます。

今日は「松下幸之助翁の商売心得帖」より。

この良書、初版が1973年2月20日なのです。

その時に書かれていることが、今でもそのままそっくり当てはまります。

 

 

人を集める第一歩は

 

 中小企業の方がたの一つの悩みは、今、求人難にあるということです。これは大企業においても同じことです。日本は今、全体的に人が足りないのです。働く人が足りなくて、遊ぶ人が多くなっているわけです。これはやはり政治のあり方など、いろいろな問題が社会的にあると思うのです。

 人は決して少なくない、相当あるにもかかわらず、世の姿、あるいは社会の情勢が、働く人を少なくして、遊ぶ人を多くしている、というこの根本に触れずして、人の問題を解決する道はないという感じがします。

 それはしかし、今すぐどうにもできませんので、さしあたり人をどうして採用するかという問題です。日本で中学を出て、高等学校を出て就職する人は、何万人とあるわけです。あなたの店は何万人も要りません。だから採ろうと思ったら採れないことはありません。

 しかし、そのためには、あなたの店に何らかの魅力がなかったらいけないと思います。あなたの店にやはり一つの魅力を生み出すことが、まず先決問題でしょう。

 これはどういうことかというと、今日では給料ということも一つの魅力でしょう。しかしそれだけではいけません。店のご主人であるあなたの知っている範囲というか、あるいはあなたが学校の先生に接する範囲というか、そういう範囲の方がたが卒業生に対して、「あそこへ君行ったらどうだ。何となく向こうのおやっさんは君、ええおやっさんだよ」というようにいわせるものを、あなた自身が持たなくてはいけません。あるいはあなたの奥さんがいいとか・・・・・・。このごろは奥さんまでもが影響してきます。

 そういう魅力がなければ、やはり人が集まらないと思います。そういうものを持たずして、人を集めることは、もう今日はむずかしくなってきています。

 思うに、日本が大きな仕事をするという一つの立場にたって、一番大きな欠陥は何かというと、人を粗末に使っているということです。また多く人を無為に動かしているということです。それが人が足らないようになった一つの大きな原因です。これは政治にも関係しますから、ここでは申しませんけれども、あなたのお店について考えれば、そのように魅力を持つようにしていくところからしだいに人を得ることができるようになってくると思うのです。

 

 

1973年ですか。。

求人難の状況は今と変わらないようです。

 

こうして考えると、いつの時代も上手くいく会社というのは、

人から愛される会社なのかもしれません。

 

また求人難であっても、そういった愛される会社は採用ポリシーを貫きます。

 

良い人と良い会社、双方のかけはしになれるよう努めてまいります。

 

ほな テキトー2

 

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