長いですね、今年の梅雨。


もう雨は飽きました。

ここまで梅雨に降るんだったら、

せめて台風は少ない年であってほしいっす。


さて、フォーサイトの面白い記事を発見しました。



広島ではたらくテキトー社長のお気楽日記


求人サイトが乱立している日本ですが、

この状態は日本以外の国から見ると不思議な状態のようです。



広島ではたらくテキトー社長のお気楽日記


アジアという範囲で見るだけでも、

労働力は圧倒的に日本以外の国のほうが多い。


かつては、日本で働く際に知識労働は外国人では無理、

欧米系の外国人だったら外資系で働いているけど、

アジア人が日本企業のマネジメントにいる感覚はない、

そういった感じだったと思います。


しかし、ビジネスの国境がほとんどない今、

日本に優秀な外国人が働きに来てくれるようにならなければ、

世界の中で日本企業が羽ばたく事も難しいでしょう。


現状は、外国人から見て日本という国は非常に働きにくいそうです。


社内用語が英語じゃないから。


世界のトヨタと言われても、取締役に外国人は一人もいない。

全然グローバル企業じゃないじゃん!と書いてありました。


日本の企業にとっても、アジアの優秀な人材が働きに来てくれるようになれば、

もっともっと商売のフィールドを拡げることが可能です。

国内に留まって、衰退の一途をたどるだけが未来じゃないのです。


さて、話を求人サイトに戻しますと、日本企業の求人を、

海外の優秀な人材に見てもらえるようにしなければ、

日本企業に海外から優秀な人材が応募してくれません。


それをやろうとしている企業(ベンチャー)が、海の向こうにありました。


しかし売上をみて驚きました、たったの20億円ちょっとだそうです。

20億でアジア最大という事は、いかに優れたコストパフォーマンスなんだろう。

リクルートの転職サイト「リクナビNEXT 」は、ほぼ国内のみの求人広告の

売上だけで、ピーク数百億円だったと記憶している。


国内2位、3位の求人サイトもリクルートよりは多少コストが安いが、

このアジア最大といわれる求人サイトと比べたらコストの競争優位性ゼロです。

すごい(恐ろしい)世の中になったもんです。


価格破壊やイノベーションはこのようにして起こっていくんですね。


こういった海外の求人サイトが日本に上陸して上手くやっていくには、

まだ多少の時間がかかるかもしれませんが、コストの優位性は、

すでに圧倒的な差になっています。


国内の既得権勢力は、これをひっくり返せるのでしょうか。


既にこのサイト「ジョブストリート 」というらしいですが、

日本の大学と提携し、アジアの優秀な留学生を募集するそうです。


アジア(マレーシア)の最も優秀な高校生は、国内の大学に行かず、

奨学金を得てハーバードやMITのような米国の名門大学に進学するそうです。

他にも英国やオーストラリアに進学するそうですが、どこも英語圏だとか。


日本の大学が英語で受けられる授業を増やせば、

留学生はどんどん増えると見込まれているようです。


一方で企業のほうの動きを考えると・・・

社内用語を英語にするという動きが強まれば、

優秀な人材は企業にもアジアから押し寄せてくるでしょう。


こうなったとき、国内の求人サイトは海外の求人サイトと競争しなければいけません。


少なくとも、今のコスト体質では勝つのは難しそうです。



朝から長文で失礼しました テキトー2