やはり、雇用情勢はまだ悪化するようだ。
この間、小宮一慶さんが景気と株価について、
nikkei BP net に書かれていた。
何をもって景気悪化は底をついたというのか、だけど、
いろんな経済学者の方々や著名な方々によって
参考にされている指数は違う。
記事の中では参考数値として、ボラティリティや東証の
1日あたりの売買代金だと書いてあった。ように思う。
おいらが気にしなくてはいけないのは、景気動向もさることながら、
事業に直接影響を及ぼす雇用情勢だ。
「雇用情勢の底」は「景気の底」よりも遅く来る。
景気悪化は底をついたと言われているので、
現段階では雇用はまだ底が見えない。
97年、おいらがリクルートに入社したとき、
証券会社や銀行がまさかの倒産をし、景気は一気に悪化した。
正確にはいつごろの時期か覚えていない。
多分、98年はじめごろだったと 思うが、
有効求人倍率は下がりに下がって0.56倍になった。
97年の一番いい時が1.34倍だったと記憶しているので、
ものすごい勢いで求人倍率が下がったんだと思う。
そして、その影響が新卒採用に波及したのは99年。
大卒新卒に対する求人倍率は0.99倍となり、
平成の就職氷河期と呼ばれた。
その後、1.3倍以上に持ち直したのは3~4年後である。
・・・
今、同じような空気を感じる。
4月の有効求人倍率はついに0.52倍、失業率は4.8%になった。
2009年の大卒新卒の求人倍率 約2.2倍
2010年の大卒新卒の求人倍率 約1.6倍
2011年の大卒新卒の求人倍率はどうなるのか。
楽観視する人もいるだろうが、おいらはおそらく
0.8~1.2倍になると思う。
不安を煽っているわけじゃない。
その環境下で何が求められるのか考えればいい。
と、そういうことなのだと思っている。
なかなか体験できない環境である。
仮説を立てて、楽しまなきゃ損だ!
では、また ![]()
