普通、工学部機械工学科を出ているやつが
あまり選ばない通信系の営業会社のパンフレットを見てもらいながら、
Y先生に就職相談に乗ってもらった。
「そうか、その会社いいじゃないか。上場もしてるし」
「上場っていいんですか?」
「まぁ、してないよりはいいんじゃないか?」
「そうですかねぇ。なんかきつそうなんですけど・・・」
「若い内はキツイぐらいがちょうどいいんじゃないかな」
「そんなもんですかね」
「ほら、一緒のクラスにいたU杉くんいただろ」
「あぁ、はい。いましたね。確か機械商社にいった・・・」
「彼は今、寝る暇もないぐらい働いているらしいよ」
「へ~、見かけによらないですね」
「20代で楽をすると後々困るからねぇ」
「へ~、そういうもんですか・・・」
結局、Y先生は工学部卒にこだわることに意味はない、
自分が良いと思ったら行ったらいいんじゃないか?
そもそも君は、ものづくりタイプじゃないからねぇ・・・
という貴重なアドバイスをして下さった。
かといって、この企業には就職しなかったワケだが。
この後、ちょうど6月末まで2ヶ月悩みに悩んで、
10数社転職活動した後に、中四国リクルート企画を受けた。
自分が一生懸命になれることは何か?
今までで楽しいと思った瞬間はどんな時か?
面接に行った時に社員の人は楽しそうか?
・・・
いろいろな観点で考えた。
中四国リクルート企画は、願っていた全てを満たしているように見えた。
面接してもらった日から入りたくてしょうがない会社になった。
受かるといいなぁ・・・。
つづく。
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ちなみにVol.27はここ から