不景気になっても売れる営業マン。
それは、お客様に足を運ぶ量が多い。
これは、景気が良かろうと悪かろうと同じこと。
しかし、100回、お客様に足を運ぶとしても、
その運び方が全然違う。
かつて、リクルートでも働かせてもらっていた時に言われていた。
「行動件数が業績を左右するのだ」と。
足の運び方の何が違うのか・・・。
100回、お客様を訪問するとしよう。
景気が良い時は、100社のお客様に1回ずつ訪問し、
1社1社のニーズをたくさん拾ったほうが業績が上がる。
とにかく、新規新規で行動をする人が業績が良い。
高業績者の条件はフットワークとも言える。
これは実は簡単で、考えることをやめて無心で行動すれば良い。
しかし、現在のように景気が不安定(悪い)な時はどうか。
極端な言い方をすれば、100社に1回ずつよりも、
これぞというお客様に100回訪問したほうが良い。
しかし、同じお客様に100回も訪問できるものか。
それが難しい。だいたい途中で会ってもらえなくなる。
だから、不景気になると100社に訪問していたタイプの営業は売れなくなるのだ。
100回でも会ってみたい、と思えるような訓練を日ごろからしている人は少ない。
世間話、経済の話、スキマの話、ビジネスの話・・・
日ごろから沢山の本を読み、考え、自分なりの意見を持ち、
それを面白く話せるようにならなければいけない。
しかも、自分なりに試したりしていて結果を喋れると尚良い。
そうやって、いつ何回でも訪問できるお客様を沢山持っている営業は、
こんな景気下においても、ほとんど影響を受けることなく業績を上げ続ける。
会社は、そんな個人の集合体。
営業会社で言えば、不景気に強い努力家の営業マンが沢山いる場合、
全くひるむことなく次の仕掛けに動くことが出来るだろう。
・・・当社もそうありたいものだと思う。
がんばろう。
