個人の立場に立ったらどうするか。
それぞれの環境別にいくつか書いてみようと思います。
その1.
会社勤めをしていて、なんとなく今の会社が気に入らない人の場合。
・・・会社の良い所を意地でも探して、いや、気に入らないなら自分が働きかけて
気に入る会社にしてやる!くらいの意気込みで残留をお薦めします。
安易に、隣の青く見える芝を探さないように。
そういった意識レベルでは、今の会社よりも良い会社を探すのは非常に困難だと思います。
その2.
就職した今の会社は第一希望ではない。一生やるなら希望の業種・職種で働きたい。
・・・この場合も今勤めている会社を辞めてはいけません。
その会社と出会えたのも何かの縁。必死で探せば、面白いこともあると思います。
それでも気に入らなければ、今の会社に勤めさせてもらいつつ、
希望にあう会社がないかじっくり探しましょう。
その3.
今の仕事では結婚後に続けられるか不安、もっとフレキシブルに勤務体系を選べる職場に。
・・・たしかにこれはあるかもしれません。
この場合は、実際に結婚してからでも遅くはありません。
今の仕事を続けた場合、結婚生活が無茶苦茶になってしまうという場合、
結婚後に探し始めても案外、良い職場があるかもしれません。
その代わり、今と同じ雇用形態や給与の保障は望まない方がいいですけど。
その4.
もっと沢山の給与をもらえる会社で働きたい。
・・・この仕事は自分しか出来ない、という自信を持てる項目はありますか?
なければ、今より高い給与をもらうのは難しいかもしれません。
あるいは、営業職でしたら、アナタの営業実績によって会社にどれだけ儲けさせていますか?
それが粗利で、自分の給与の3倍以上は軽くあるという場合、可能性があるかもです。
まぁ、でも原価がいくらの商品か、販売管理費がどれだけかかるか、
商品がどれだけ売りやすいものなのか、業種によっても違うので、一概には言えませんが。
その5.
将来、独立したいという夢がある。そのために必要な経験を積みたい。
・・・そのための転職先を、今の会社に勤めさせてもらいつつ探しましょう。
ただし、その場合のアナタはほぼ未経験扱いになるでしょうから、
給与アップは望まない方がいいですね。
その6.
特定の技術・経験を持っている。もっとそれを活かせる会社で働きたい。
・・・良い職場があるかもしれません。
その際の決め手は、転職先の経営者です。
転職しようとしている経営者を尊敬出来るか、一緒に頑張っていけそうか、
最終的には合って話をして、お互いわかりあうことが出来たら、
転職しても成功する可能性が非常に高いと思います。
その7.
このままこの会社にいたのでは成長できないと感じる。もっとがむしゃらに働いて成長したい。
・・・成長できるかどうか、というポイントで見れば、良い職場があるかもしれません。
どんな風に成長したいのか、成長できたら何をやってみたいのか。
どんな人と一緒にどんな環境で働けば成長できそうなのか、
いろんな会社を知っている人によくよく相談してみるといいと思います。
などなど、ここに例を挙げてない環境の方々も大勢いると思いますが、
総じて今の会社で勤めれる可能性がある場合はむやみに辞めないほうがいいですね。
仮に、アナタが20代の場合、その会社でがむしゃらに頑張って、
会社の方から辞めてもらっては困ると言われるぐらいに成長したら、
その時には世の中の他の会社から見ても値打ちが出てくると思います。
あくまでも私見ですが、それぐらい世の中の転職トレンドはシビアになっていますので、
くれぐれも安易に会社を辞めてそれから考えるといった行動はお薦め出来ません。
では。
たまにはまじめに。
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