「望郷の道」
藤正太は前田軒の羊羹を食べて、羊羹の製造中止を決めた。
餅は餅屋に作らせろ。
事業も同じだと思う。
餅屋じゃない会社が、見よう見まねで餅を作ってもおいしくない。
そこに、何としてでも何年かかってでもやってやるという意志がなければ、
絶対にうまくいかないのだと思う。
ウチのような新設会社には、様々な共同事業(大袈裟だけど)の案件が持ち込まれる。
一見、その会社のノウハウとウチのノウハウをあわせて、うまくいきそうな気がする。
でもそんな時には 「これは10年やっていきたい事か?」 と考える。
ほとんどのものはそうではない。
ずっと儲からなくても、失敗ばかりの繰り返しでも、
「やる意義がある、10年やれる」という事業はきっとうまくいく気がする。
餅は餅屋
ウチで言う餅は何なのか。
ちゃんと自分以外がわかるよう定義しておかなければ。
