年末に仕事を終え、いつものように間に合わないから、年賀状を家に持って帰った。
そういえば、いつぞやは年賀状をサーフトリップに持っていって、
居酒屋でコメントを書いて、なんの縁もない北九州で投函したこともあった。
今回は、かろうじて広島で投函出来た。
会社設立を控え、色んな調べ物の量は増えていた。
そうそう、社名はいろいろな縁もあり、年内に決まった。
案は60ぐらいあったのだが、結局その中からは決まらず、何かいいのはないかと、
和英辞典を引っ張り出して、Aから順番に見ていたところ、
「めっちゃいいのがありました」と、見つけられたのがlifesizeだった。
何か既に事業内容が決まっていれば、お客さまから見たときにわかりやすい社名がいいと思っていた。
でも、事業内容は決まっておらず、「かっこいい」会社にしたい。
ということしか決まっていなかったので、事業内容がこもった社名には出来ない。
また、地域を特定するのもいやだったので、広島●●や中国●●というのも、ナシだった。
lifesizeという単語には、等身大、身の丈などの意味がある。
人や会社にはそれぞれ、それにあった身の丈というものがあると思っている。
大きな事や、凄いこと、世のため人のためになる事をしてみたいという気持ちはある。
しかし、それに足る能力や経験がなく、自分や会社が成長していない段階で、
大きな1歩を踏み出すと、痛い目に遭うのではないかと思う。
まずは、自身の成長。
ここに集中して日々を過ごし、いろんな事が出来るようになりたい。
そんな自戒の念も込めて、社名をライフサイズとした。
最初は欧文登記しようと思ったが、これから何をやるかわからないし、
初めてお会いした方々に横文字では覚えてもらいにくいだろうと、カタカナにした。
ちなみに、アポ取り電話をよくする予定だったので、社名は最大7文字までとも決めていた。
用件伝える前に、社名が長すぎると面倒くさいからね。
社名について話そうと思えば、色んな縁についても、その他の候補についても、
それが決まった日についても一晩話せるぐらいのネタがあるが、ここではこれぐらいにしておく。
さて、話を戻すと会社設立を控えていろんな調べ物の話。
定款
登記
資本金
事業計画書
金融収支計画書
・・・
どこまでやれば大丈夫なのか。きっと、どこまでやったって不安を拭いきれない。
長期休暇に入ると気も紛れなくなるので、そればっかりに向かい合っていると、
多分、独りよがりの到底使えないものが出来上がるに違いない。
ちょっと休憩して、リフレッシュしよう。
で、「今年はさすがにやめとくわ」と言っていたサーフトリップに出かける事にした。
冬のサーフトリップは寒い。当たり前だ。
サーフトリップに出かけると、普段会わない大学時代の友人と会える。
民間企業で働くやつ、公務員なやつ、無職なやつ、色々いるから楽しい。
仕事の事も聞かれないし、聞かなくてもいい。
それが楽だった。
いつもの冬トリップと同じ、福岡へ。
最初の日、友人のT郎とみんなが揃う1日前に福岡入りし、波津(はつ)で、
昼過ぎから1ラウンド入ってみた。
激寒だった。
水温は低いし、低気圧の影響で風はガンガン吹くし。
海から上がった頃には、手だけでなく足もかじかんで、歩くときの感覚すら無かった。
リフレッシュどころか大風邪ひくわ!
明日この装備では絶対に無理と思い、防寒用のグローブや、
ウェットスーツに入れると、水に入ったときに若干暖かくなる粉(カプサイシンかな?)を買った。
波はまずまずな日もあったけど、満足に波に乗れることはほとんど無かった。
冬のサーフィンはテクニックだけではない。
気力と体力が十分に備わっていて、この激寒い温度の中でも十分に動く体(体力)、
かつテクニックが必要である。
もう、このトリップの事を聞かれると、間違いなく言える。
「修行だった」と。
最終日、泊まっていた友人の家が西区だったので、西新(にしじん)で飲んだ。
そこでも面白いことが色々あったが、ここに書くのはやめとこう(笑)
おかげで、起業前の張り詰めっぱなしだった気持ちは随分と楽になった。
元旦の日の出に間に合うように、車を広島へと走らせた。
もう一休みしたら、出社だ。
(気持ちの上では)最後のQを全力で駆け抜けよう。
つづく。。。