さて、気持ちはどんどん次へと移っていくが、職責は果たさねばならない。
ちょうど、2Q(第二四半期:7~9月)が終わった頃に、業績を振り返ってみた。
うん。なかなかひどい。
チームの業績が悪いということは、活躍者を出せていないということである。
活躍者を出せていないということは、メンバーの給与平均が低いということになる。
自分の士気が低いことが原因で、それはあってはならない。
なぜ業績が伸びていないのか。
月ごとの業績を細かく見てみた。
特に9月、それから10月の業績が目標を大きく下回っている。
全員の行動量はどうだ。8、9月の行動量が少ない。
色んな忙しさが重なる時期だ。しょうがないかもしれない。
しかし、残された期間、自分の役割はただ一つ。業績を上げること。
行動量・営業スキル・業績それぞれを見ると、1つだけ相関関係が見えた。
行動量が多い月から数えて2ヵ月後の業績が良い。
営業スキルを伸ばすことも長期的に見れば重要だが、短期業績に対するインパクトは小さい。
今すぐ出来ること。しなければならないこと。行動量を増やすことだ。
でも、ただひたすらに飛び込みやテレクリ(アポ電話しまくり)を強制しても仕事が楽しくない。
何か、目安となる楽しい取り組みを混ぜることは出来ないか。。。
!
キャンペーンをやろう。
行動計画・業績と連動性が高く覚えやすい目標を掲げ、とにかく走るのだ!
チームを3つに分け、それぞれが競い合って1番を狙おう。
11月から全員の行動量が上がるよう、飛び込み大会やテレクリタイムを倍にした。
要望が高いお客さまには、中堅メンバーが同行することを決めた。
でも、サバサバしないよう。楽しく、楽しく。
業績はだんだんと伸び始めた。
12月に入り、例年だと伸び悩む業績は対前年で30%UPで推移していた。
しかし、行動し始めたのが10月下旬。時すでに遅し。
Rの業績はQ単位で判断される。
今Qもダメか。。。
時を同じくして、退職の承認がやっとおりた。
退職までちょうど半年を残して、走りに走った師走が過ぎ年末を迎えていた。
この頃、SRK時代からずっと一緒に働いていたスタッフのN岡嬢が退職した。
彼女は本当は6月に辞めたいと言って来た。
「ダメ、勘弁して。年末まで待って」
自分が辞めると決めているくせに、人には厳しい。
無理矢理残ってもらって、11月中旬ぐらいまで働いてもらった。
忘年会は、N岡嬢の送別会も兼ねていた。
「ありがとう。いつもは言えないけど、本当に感謝しています」
ビールを4~5杯飲んだ後の送別の言葉を言った時、思わず、
「オレも・・・」
と言ってしまうところだった。
ちくしょー先にいきやがってー!
忘年会、送別会、いろんな想いが交ざって、空が回るぐらい酔った。
あぁ、明日から休みで良かった。。。
つづく。。。