フェローズ・志村昌洋の蛮物想声 -194ページ目
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"難あり" は安くて楽しい。 

志村昌洋の蛮物想声-ぼろぼろ
志村昌洋の蛮物想声-ボロボロ
まあ見てやってください。
レザージャケットの裏地ですが、こてんぱんにやられてます。
デザインの良さで手に入れたが、まさかライナーがこんなにひどいとは・・・・

これはどげんかせんといかん!!

それでは手術にとりかかりましょう。
志村昌洋の蛮物想声-アイロン
まずはシワクチャの裏地をアイロンで整理し、本来の面積を取り戻す。
レザーの大半は間接部のアタリ伸びを除いて経年で縮む傾向にあるため、
縮率の低いエステル地は先頭の画像のように、表革のシェルを丈で上回り外まで飛び出してくる。
なので修理が可能になるわけだ。

$志村昌洋の蛮物想声-カット
そこで縫い代分を考慮し、かぎ裂きに破れた部分を平らにカットする。

$志村昌洋の蛮物想声-縫製道具
愛用のいかした老眼鏡とシープの針山。羊毛の油分のおかげで針がサビずらいので、これはオススメ!
また、縫製の糸選びは生地の色より若干濃いめを選ぶ。
縫い目は陰になる場合が多いので、明るめの糸だと目立ってしまう事がある。
画像下部は、裁断した端の縫い代部分をアイロンで折り返している。

$志村昌洋の蛮物想声-裾縫い
そして、丁寧に元のステッチと裏地の端を縫い合わせていくんだ。
縫い方なんてどんなやり方でもいい、自分なりでOK! でないと途中で嫌になって続かない。


$志村昌洋の蛮物想声-袖
$志村昌洋の蛮物想声-袖縫い
例によって袖裏もライナーがダブついているため、余分な布をつまんで縫い消す。
簡単に言えばダーツで袖丈を調整するということ

$志村昌洋の蛮物想声-仕上がり
ざっとこんな感じの仕上がりです。

そして肝心のルックスは・・・・イーストウエスト調の'70sスタイル・シャツJk.でした。
$志村昌洋の蛮物想声
実はこのJk. 作業を行う前に丸洗いしてます。俺はレザーも結構水洗いするが、
必ずぬるま湯でレザーソープ(数種あるので、東○ハ○ズ等でアドバイスをもらって)を使い、
脱水後、まだ湿った状態でレザー用保湿クリームをたっぷり塗って(塗り込むというより塗装する)
陰干しすればだいたいはOK!

[ただし、10着に1着の割合で失敗するので冒険と覚悟]なのでした。

甲羅干しはカメだけのものじゃない!!

夏も終わりに近づいたある日。
友人たちと千葉の南房総へやってきた。

午前中に波乗りをして、宿前の浜へ戻ると何やら人だかりが・・・・・

$志村昌洋の蛮物想声-二人
人だかりが引けた後、カメラ目線のルバング島・小○田サン
ではなく、バリ島・野田サンと激写中の南部。


モデル撮影でもしているのかなと思い、人が引けてから行ってみると
な~んと、海ガメが産卵をしているではないか!

志村昌洋の蛮物想声-海亀
風ダイジャエモンのような、アメリカンクラッカーのような
涙をぶら下げながらガンバってます。


「なぜ、こんな真っ昼間っからやってるの」普通夜中に人知れずするもんじゃないの?

こういう光景をみると、本当に地球は狂ってきているのかなと感じてしまいます。

そこで ふと忘れている大事 に気付き、宿へスッ飛んで帰った。
甲羅干しじゃないが、天日に当てて焼かなくてはならないモノがあったのだ。

志村昌洋の蛮物想声

メンコじゃないよ。
皮革で出来たスコードロン・パッチとネーム・バーです。
フェローズになじみのある方にはお分かりかと思うが、
今季のA-2というレザー・フライトJKに取り付けるパーツなのです。
本品は素なめし製法のヌメ革という素材(ヴィトンの持ち手と同)で、
仕上がりホヤホヤは上品な肌色をしている為、
ワイルドなフライト・ジャケットには似合わないんだよね。
そこで何日かかけて強烈な直射の下で日に焼いて
茶っぽくするというわけ。

もう今頃はこれらのパッチが左胸についたA-2が店頭に並んでいるはず。
サマー・フライトA-2の名にピッタリの、夏の陽光をたっぷりと吸い込んだ
手作りカスタムが完成!ぜひ見てやってね。


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