フェローズ・志村昌洋の蛮物想声 -192ページ目
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場末のオアシス

世田谷は桜新町。
弦巻通りも終点、地元商店街の一番端にある居酒屋こそが

"ばれるはうす"である。

見よ!このたたずまい。一元ではスーパー入りづらい空気が漂うエントランス、
志村昌洋の蛮物想声-ばれるはうす1

勇気をもって押し開ければそこは絶妙な家庭料理のパラダイス!

ここが俺の寄り道マイ・フェイバリットVol.1の店。
何が素晴らしいかって?
すべての料理が絶品!
素材勝負のレバ刺し~沖縄のローカルも唸るゴーヤチャンプルまで豊富なメニュー。
繊細なダシ使いのたまご焼きや汁まで飲み干したくなる豚もやし炒め等、
なんでもないようなものが完璧に仕上げられた、まさに料理の黄金比だ。

そんな味を忘れられない有名・著名人も多く通う、隠れた名店。

寺門ジモンちゃんが最近雑誌やTVで超こだわりの店を紹介しているが、
この店もそれに肩を並べるほどのポテンシャルを持っていると思うぞ。
ただ、あまりに当たり前すぎるメニューにマスコミ訴求力がないだけ。
そこがまたいいんだけどね。

こんなに絶賛するとマスターは本当に褒め殺されてしまうかも。
俺が「マスターは天才だよ!」と言うだけで、恐縮して固まってしまうほど
シャイでキュートな奴だから。

みんなも探し当てたら是非なんでもない料理の最高峰を味わってみてほしい。

志村昌洋の蛮物想声-ばれるはうす2
うわさのマスターと若干天然ゆかママの白石夫妻がお待ちしてます。


"難あり" は安くて楽しい。 

志村昌洋の蛮物想声-ぼろぼろ
志村昌洋の蛮物想声-ボロボロ
まあ見てやってください。
レザージャケットの裏地ですが、こてんぱんにやられてます。
デザインの良さで手に入れたが、まさかライナーがこんなにひどいとは・・・・

これはどげんかせんといかん!!

それでは手術にとりかかりましょう。
志村昌洋の蛮物想声-アイロン
まずはシワクチャの裏地をアイロンで整理し、本来の面積を取り戻す。
レザーの大半は間接部のアタリ伸びを除いて経年で縮む傾向にあるため、
縮率の低いエステル地は先頭の画像のように、表革のシェルを丈で上回り外まで飛び出してくる。
なので修理が可能になるわけだ。

$志村昌洋の蛮物想声-カット
そこで縫い代分を考慮し、かぎ裂きに破れた部分を平らにカットする。

$志村昌洋の蛮物想声-縫製道具
愛用のいかした老眼鏡とシープの針山。羊毛の油分のおかげで針がサビずらいので、これはオススメ!
また、縫製の糸選びは生地の色より若干濃いめを選ぶ。
縫い目は陰になる場合が多いので、明るめの糸だと目立ってしまう事がある。
画像下部は、裁断した端の縫い代部分をアイロンで折り返している。

$志村昌洋の蛮物想声-裾縫い
そして、丁寧に元のステッチと裏地の端を縫い合わせていくんだ。
縫い方なんてどんなやり方でもいい、自分なりでOK! でないと途中で嫌になって続かない。


$志村昌洋の蛮物想声-袖
$志村昌洋の蛮物想声-袖縫い
例によって袖裏もライナーがダブついているため、余分な布をつまんで縫い消す。
簡単に言えばダーツで袖丈を調整するということ

$志村昌洋の蛮物想声-仕上がり
ざっとこんな感じの仕上がりです。

そして肝心のルックスは・・・・イーストウエスト調の'70sスタイル・シャツJk.でした。
$志村昌洋の蛮物想声
実はこのJk. 作業を行う前に丸洗いしてます。俺はレザーも結構水洗いするが、
必ずぬるま湯でレザーソープ(数種あるので、東○ハ○ズ等でアドバイスをもらって)を使い、
脱水後、まだ湿った状態でレザー用保湿クリームをたっぷり塗って(塗り込むというより塗装する)
陰干しすればだいたいはOK!

[ただし、10着に1着の割合で失敗するので冒険と覚悟]なのでした。

甲羅干しはカメだけのものじゃない!!

夏も終わりに近づいたある日。
友人たちと千葉の南房総へやってきた。

午前中に波乗りをして、宿前の浜へ戻ると何やら人だかりが・・・・・

$志村昌洋の蛮物想声-二人
人だかりが引けた後、カメラ目線のルバング島・小○田サン
ではなく、バリ島・野田サンと激写中の南部。


モデル撮影でもしているのかなと思い、人が引けてから行ってみると
な~んと、海ガメが産卵をしているではないか!

志村昌洋の蛮物想声-海亀
風ダイジャエモンのような、アメリカンクラッカーのような
涙をぶら下げながらガンバってます。


「なぜ、こんな真っ昼間っからやってるの」普通夜中に人知れずするもんじゃないの?

こういう光景をみると、本当に地球は狂ってきているのかなと感じてしまいます。

そこで ふと忘れている大事 に気付き、宿へスッ飛んで帰った。
甲羅干しじゃないが、天日に当てて焼かなくてはならないモノがあったのだ。

志村昌洋の蛮物想声

メンコじゃないよ。
皮革で出来たスコードロン・パッチとネーム・バーです。
フェローズになじみのある方にはお分かりかと思うが、
今季のA-2というレザー・フライトJKに取り付けるパーツなのです。
本品は素なめし製法のヌメ革という素材(ヴィトンの持ち手と同)で、
仕上がりホヤホヤは上品な肌色をしている為、
ワイルドなフライト・ジャケットには似合わないんだよね。
そこで何日かかけて強烈な直射の下で日に焼いて
茶っぽくするというわけ。

もう今頃はこれらのパッチが左胸についたA-2が店頭に並んでいるはず。
サマー・フライトA-2の名にピッタリの、夏の陽光をたっぷりと吸い込んだ
手作りカスタムが完成!ぜひ見てやってね。


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