圧倒的な映像美 野生の島のロズ | フェローズ・志村昌洋の蛮物想声

圧倒的な映像美 野生の島のロズ

雨の日曜日

映画館は物凄い人々に埋め尽くされ活気と湿気でムンムンw

 

 

 

今回ご紹介する『野生の島のロズ』に加え、

 

 

『ドラえもん』や『しまじろう』といった子供向け作品が重なって公開されているため、同伴の父兄を合わせかなりの動員である。

 

 

さて、いつもながら遅ればせ鑑賞となった本作は、2001年公開のスピルバーグ『AI』、いやいや更に遡ること約20年前の『ブレードランナー』から綿々と続くテーマである、プログラミングされた人工知能は果たして独自の感情を生み出すのかという設定を軸に、人間を飛び越え野生の動物達とロボットとの絆を描くお話。

 

 

物語は、配送途中のアクシデントで無人島に漂着したロボットの”ロッザム7134”(ロズ)だったが、ひょんなことから孤児となった雁のひなを育てるという職(これキーワード)を得る。

 

 

そこから島の動物達とロボットの奇妙な共存が始まるのだが、それほど斬新な展開が訪れることがないのは児童文学を原作としているためか...... 

 

 

 

 

いや、いかん!

もともと純真な子供達に向けた作品であるため、酸いも甘いも嚙み分けたオッサンが評して何とするw

 

ラスト30分前くらいから、斜め後ろの席の女の子がずっと嗚咽を漏らし泣いていたことこそが本作の純粋な受け止め方なのだ。

 

 

 

ただ、映像美は圧倒的で、気付けば何度も「美しい......」と独り言を漏らしてしまうほど。

 

 

世界中のアニメ賞を総なめにした本作、観るなら劇場の大スクリーン一択です!

 

星 星 星 .7

 

 

 

 

 

 

ではパー