ドラキュラってこんな感じだっけ!? デメテル号最後の航海
何を隠そう、わたくし大のユニバーサル・モンスター映画のファンでして。
1930年代のフランケンシュタインを代表とする黄金期から~20世紀末頃に『ハムナプトラ』の盛り上がりでマミー物が連作となりましたが、ここのところご無沙汰だな~と悲しんでいたら、いきなりやってまいりました『ドラキュラ デメテル号最後の航海』
かの原作者ブラム・ストーカーの小説(未読ですが)の中でも一番怖いとされる第7章の映画化とな!
これは期待大では!とシアターを検索すると、都内での上映館がことのほか少なくも、御贔屓の109シネマズ・グランベリーパークに掛かっているではないか!
素晴らしきバイヤーさんに感謝しつつ、早速初公開翌日に行ってまいりました。
ドラキュラと言えば出身地はルーマニアなのだが、彼の地から船で運ばれ(もちろん棺に入って)イギリスへ渡るというのが第7章の物語らしい。
祖国ルーマニアで血を吸いまくった挙句、渡り鳥の様に餌場を求めてイギリスへと向かう船内で繰り広げられる惨事が描かれる。
この密室シチュエーション、もろ『エイリアン』でのノストロモ号船内と丸被り。
神出鬼没のエイリアン・・・いやドラキュラに、一人また一人と葬られていくのだ ![]()
しかし、このドラキュラの容姿に疑問が・・・ ・
素っ裸!?
わたくしの”ドラキュラ”に対するイメージとは、魔人ドラキュラのベラ・ルゴシや・・・ ・
イギリスのハマー・ホラーで名を馳せたクリストファー・リーの”ドラキュラ伯爵”であり・・・ ・
そう、あくまでも伯爵なのだ!
が、今回のデメテル版吸血鬼は、”バンパイア”と呼ぶ方がしっくりくるいで立ち!?
それとも元祖吸血鬼映画ノスフェラトゥへのオマージュなのか !?
もしやだが、まだ吸血鬼として未熟な?ドラキュラがイギリスへと渡った後、人間に近い容姿へと変貌し、宿敵ヴァン・ヘルシング教授と対峙する構図となって行くのか・・・ ・
(後にダース・ベイダーのボスになられるお方ですw)
まあ興収によるのだろうが確実に続編へと繋げるエンディングと、気になるのが第7章から始まるというスターウォーズ的な公開手順・・・ ・ 次に8章、9章と来て、その次第1章に戻ったらこれは笑える!
最後になってしまったが、さて評価はどうなのか?
ぶっちゃけ嫌いではありません。
しかし、吸血鬼の神秘性は皆無、まあモンスター・パニック映画といったエンターテインメント作品として楽しんで頂ければと思いますw
とことん先が読めるので怖さも余りありませんし、安心してお楽しみいただけると思いますよ
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では![]()











