懐かしくも斬新!? 映画ブラック・フォン
ホント、世のシネコンさんよ~大作&話題作、鉄板のアニメもいいんだけど、小粒でもピリッとくる刺激的な作品のチョイス、もうちょっと頑張ってくれないかな。
ということで、2週続けての単館詣でとあいなりましたw
こちらは渋谷HUMAXシネマ、半円フロアが突き出した個性的なビルにある映画館で
もちろんロビーも円形になってるんですね。
ただしシアターはちゃんと4角形です。
が、現代では珍しくスクリーンを見上げる感じの座席配置となっています。
本日の作品は『ブラック・フォン』
原作は『黒電話』と言うタイトルそのままの本ですが、このサイコ・スリラーを書いたお方がなんとホラー界の巨匠、かのスティーブン・キングさんの第二子であるジョー・ヒルさんなんですね!
(父) (次男)
まずココに惹かれて本作をチョイスしたというのが一番の理由かなw
さてストーリーですが・・・ ・ とある町で子供の失踪事件が続発します。
大人たちは震撼するも子供たちは意外とあっけらかんとしている不思議な空気感。
そんな中、学校帰りの主人公フィニ―は、買い物袋をぶちまけた黒ずくめの男と遭遇(もう怪しい臭いしかしないしw)
歩み寄ったとたんに黒いバンの荷台に拉致、気付けばベッドと配線の切れた黒電話のみの地下室に軟禁されてしまいます。
不気味な面を被って再登場した男は、暴力を振るうわけでもなく、食事さえも与えてくれる、意外とゆる~い感じ?
挙句には、たった一か所のドアの鍵まで閉め忘れる不始末・・・ ・ ところがそこに罠がはってあるんだよね・・・ ・
逃げ出すチャンスと意を決したその時、配線が切れた黒電話のベルが鳴り響く!
恐る恐る受話器を取ると、聞き覚えのある声が「部屋から出るな!」と。
その声の主はフィニ―以前に失踪した友人のものだった・・・ ・
ここから怒涛の展開へとなだれ込んで行きます!
何かに怯えるフィニ―の父、特殊な能力を持つ妹の活躍など伏線が動き出すのだが
どうもしっくりこないのは犯人グラバーの生い立ちや犯行へ駆り立てる動機、なぜか男児しか狙わない理由とは?
まあ、2時間弱という尺が気持ちよかったのでこれ以上詰め込んだ編集というのもどうかと思うが、原作ではちゃんと紐解かれているのだろうか気になる所だ。
この犯人役をあの男前イーサン・ホークが演じているのだが、とても気持ちよさそうに演じていたのも印象的だった。
『IT/イット』や『ミザリー』といった偉大なる父の懐かしき作品要素も垣間見えはするが(オマージュ?)
斬新な部分もMIXされ、秀逸な仕上がりとなっていた。
監督は『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』で製作総指揮をとったスコット・デリクソン。
その『ストレンジ・・・』の監督が、あのサム・ライミ・・・ ・
う~ん、なんか納得してしまいましたw
わたくし的にはとても楽しめた作品でした!
おまけ
主人公フィニ―役のメイソン・テムズくん、ヤング・ハリソン・フォード いけんじゃね!
次回『ハン・ソロ2』はぜひ彼でお願い致します!
(若すぎるかw)
では