好き嫌い真っ二つ?映画リコリス・ピザ | フェローズ・志村昌洋の蛮物想声

好き嫌い真っ二つ?映画リコリス・ピザ

本年度アカデミー賞の最有力候補とすでに呼び声高い本作(ちょい早過ぎじゃないw)

だが、前回ブログの『エックス』にならい、そんじょそこらのシネコンでは上映無し。

 

よって一番近場の繁華街まで足を伸ばしてきました。

 

 

ちなみに平塚ではありませんw

 

渋谷と言えばBUNKAMURA裏手のアップリンクへよく行っていたのですが、悲しい事に昨年閉館を迎えてしまったんですね。

 

 

そこで今回の劇場は、なにげにお初のLOFT横『シネクイント』へお邪魔することに。

 

 

 

なぜか渋谷のシアター・シートは赤が多い気がする・・・ ・ 

 

 

 

この単館でも1日の上映2回というレア作品・・・ ・ アカデミー○○なのにね~w

 

 

まず『リコリス・ピザ』とは?

 

 

当時、舞台となったサンフェルナンド・バレーにあったレコード店名が由来。

LPレコード盤とピザが掛かっているとの事らしい。

 

 

本編の内容は・・・ ・ ロスの田舎町に暮らすマセガキ(日本で言えば中学生?)のゲイリーと、10歳年上の学校職員アラナとのくっついたり離れたりを繰り返すラブ・ストーリー。

 

 

ザクッと言えばこんな感じなんだが、この2人が過ごした1970年代初頭という舞台の音楽やファッション、空気感などカルチャー全体が物語を華やかであり、また下品に彩る。

 

 

 

ゲイリーのおマセッぷりは女性関係にとどまらず、当時流行りのウォーター・ベッドやピンボール・マシンなどのビジネスまで手掛けてしまうという

 

 

今のZ世代に於いても想像出来ない破天荒中学生だw

 

 

監督は『ブギーナイツ』(ポルノ映画制作舞台裏を描くコメディー)のポール・トーマス・アンダーソン通称P.T.A 。

 

 

彼の実体験を元に組上げた脚本らしく、取り立てて盛り上がる場面があるわけでもないが、なんとなく進化版『アメリカン・グラフィティー』や、大好きな『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』のテイストも感じられ、ダラーッとニヤニヤしながら観る作品かなという印象であった。

 

よって、淡々と日常を描くタイプの作品が苦手(結構いると思う)という人にとって、好事家との温度差が確実に出る物語と言えるだろう。

 

 

ただし、要所々にスパイスの如く散りばめられた、カメオ的なキャスティング、有名俳優ブラッドリー・クーパーや

 

 

 

ショーン・ペン、トム・ウェイツらの登場には思わずニヤッとすること請け合いであるw

 

 

PTA監督はこんな能天気な街で青春時代を過ごしたんだなと考えると、さらにニヤッとなる作品であった。

 

 

星 星 星 .8

 

 

初シネクイントであったが、久しく見ていなかったロビー・カードの丁寧な展示など、とても映画愛を感じるシアターであった。

 

 

おまけ

ふわふわした気分で帰宅すると、Columbiaのスターウォーズ・シリーズ新作シャツが届いていて更に気分が高まる!

 

 

70年代初頭と言えば、まさに『STAR WARS』の初公開直前!

 

アメコミ調の総柄に魚のシルエットが抜かれた、宇宙と大海原の融合デザイン(ちと大袈裟w)

 

さて、いつ着てお出掛けしようか更にふわふわして来たぞ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ではパー