いま観るべき映画 ベルファスト  | フェローズ・志村昌洋の蛮物想声

いま観るべき映画 ベルファスト 

ときは1960年代後半、アイルランドの片田舎、ベルファストに暮らす一家の目を通して語られる動乱の日々を描く。

 

『ベルファスト』

 

 

 

モノクロだと思っていたがカラーであり、やっぱりモノクロ作品だった・・・ ・ なんじゃそりゃw(観ればわかります)

 

 

カトリック派が集まる集落の中で、ただ一軒のバプティスト派が主人公バディ(次男)が暮らす・・・ ・ あら、一家の名字が出て来ない!?

 

ある日、バプティスト派の過激派集団に集落を破壊され、警察や軍隊の保護下に置かれたベルファストは、貧しさと抑圧された環境下での生活を余儀なくされる。

 

 

 

しかし、そんな中でも楽しく、そして逞しく生きて行くバディたち一家の運命は・・・ ・

 

 

 

俳優として、制作者として活躍するケネス・ブラナー監督の

 

 

半自伝的な作品と言われているが、いま世界を震撼させているウクライナ侵攻問題と重なるものがあり、いま観るべき映画ではないかと思う。

 

 

本作では宗派の違う者同士敵対するが、最後に父がバディにかける言葉「バディの結婚相手がヒンドゥー教だろうが何教だろうが、我が家では大歓迎だよ!」という台詞が、この作品の一貫したテーマとなっている。

 

 

 

こう書くとお堅い内容なのかと言うと実はそうではない。

劇中に数々登場する60年代のサブ・カルチャー。

TVで流れる『スター・トレック』や映画館での『チキチキバンバン』など、同世代を生きたわたくしには涙物であるし、家族全員のキャラクターがとても魅力的で丁寧に描かれている。

 

 

 

究極はバディ役のジュード・ヒル!もう可愛いったらありゃしないのだよ!

 

 

もう一度言います。ホントいま観るべき映画です!

ぜひ劇場へ足をお運び下さいませ。

 

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ではパー