映画 キングスマン:ファースト・エージェント
待ちに待ちましたよ・・・ ・ 余裕で2年以上の延期!?
しかし、その2年のブランクを全く感じさせない本作が
『キングスマン:ファースト・エージェント』だ!
『スターウォーズ』を代表とする[壮大な物語の途中から始まり、前章へ立ち返るという手法]も今となっては珍しくはないが、前2作の前日譚として、なぜキングスマンという秘密組織が結成されたのか?を紐解くプリークエルとして描かれた本作には期待大だ。
第一次世界大戦を前に、紛争当事国首脳の陰で暗躍し、戦争へと向かわせるフィクサーを束ねる謎の首領と対決し、世界規模の崩壊を回避する為の任務で動き出す、英国の高官がキングスマンの始祖となる。
前2作をご覧になって、本作はまだ未見と言われる方には意外なことだと思うが、あの独特のコミカル要素が完璧にオミットされたシリアスな演出に驚くことだろう。
まあ、何となくポスターの絵面からもそこはかとなく感じられるがw
しかしそこは、かのマシュー・ヴォーン監督!
(同姓同名で舞台演出家のマシュー・ボーンではないので注意w しかしこちらも天才!)
わたくしの中では"この監督作!"というだけで評判抜きに観に行くクリストファー・ノーランと、今や双璧を成すお方だ。
もうとにかくアクション・シーンの演出が抜群で、残酷なシーンもセンスの良さで醜く見せない手腕には脱帽である。
また、本作では思わず「えっ・・・ ・ !」と呆気にとられるほど驚きの展開も仕組まれていて、終始飽きさせることのないシークエンスの連なりに、2時間を超える尺が「え、もう終わり?」と感じるほど物語に没頭してしまった。
しっかし、ロンドンのサヴィル・ロウにある1軒のテーラーが、第一次大戦から100年で、あそこまで大きなスパイ組織になるとは・・・ ・
たぶんその過程が続編では描かれて行くことだろう。
と、そんな期待膨らむ展開がポスト・クレジット・シーンに仕込まれているんで、終映までお席は立たないようご注意下さいねw
では