こんにちは、佐藤理砂です。
私の人生が美輪さまと共に在ったことを、今この瞬間も実感しています。
美輪さまからどれだけ影響を受け、美輪さまの存在がどれほど生きる支えになっていたか。
この世のあらゆる「大切なこと」「美しいもの」を教えていただきました。
美輪さまのおかげで
・着物を着て音楽会に行くようになった
・三島由紀夫の作品を読むようになった
・中原淳一のことをより深く知ることができた
・寺山修司の功績を知った
・江戸川乱歩作品を初めて手に取った
こんなのは本当にごく一部のことで、私の生活の中に美輪さまの『教え』は自然に、そして深く溶け込んでいるのでした。
美輪さまが亡くなって以降、X(旧Twitter)にはさまざまな切り口から美輪さまの功績を伝える動画が溢れていました。
一つの動画に目が留まりました。
美輪さまが「演歌」を歌っていらしたのです。
演歌はお好きではないと常々おっしゃっていたけれど、きっと、古賀政男のメロディーがお好きなのでしょう。
『無法松の一生』圧巻の歌声でした。

なぜ、この動画に目が釘付けになったかというと、私の祖父がよく歌っていた十八番だったからです。
地元のカラオケ大会やお祭りで、『無法松の一生』を歌っていた祖父の姿と声が一瞬で蘇りました。
文字が書けなかった祖父の代わりに曲名を紙に書いてあげていた小学生の私。
祖父との思い出が一気に思い起こされました。
あまりにも懐かしくって、父にこの動画を見せると、なんとイントロだけで「うちの親父の十八番やな!!」と的中していました(笑)
祖父は三島由紀夫さんとほぼ同年代。
かたや東大法学部卒のエリート官僚、かたや尋常小学校すらまともに出ていない田舎者という落差に泣きそうになりますが・・・;;
美輪さまが珍しく演歌を歌う姿も本当にステキですが(めちゃくちゃ上手いから↑のリンクでぜひ聴いてほしい!)、祖父もとっても上手でした。
文字も読めなかったのにあの難しい歌詞をすべて暗記して、音程を外すことなく歌い上げていたのだと気づき、今更ながら驚いています。
父曰く「きっと耳が良かったんだろう」とのことでした。
音楽に優れた才能を持つ人は、耳が良いんだろうなと私も思います。
美輪さまの動画を見つけなければ、きっと一生思い出すこともなかったメロディー。
音楽は時代を繋ぎ、人を繋ぐ。
思い出もつなぐ。
自分の記憶に刻み込まれたメロディーを美輪さまが歌うお姿から、祖父のことを思い出すことができました。




