毎日の日課としてアレクサンダー・ルイス氏のSNSを詣でるほか彼のご顔を拝みたいばかりに検索することも欠かしていない。その副産物として現在に至るまでの活躍の軌跡を知ることが出来るのは、願ってもいない幸福だよ

 

先達て父上であるマイケル・ルイス氏のFACEBOOKを眺めていたら、これまでに見たことのない演奏会の写真を見付けたので、ここに備忘録として情報を集約するつもりで紹介しておきたい

 

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同国初の女性議員の名前を冠し豪州の西部に位置するエディス・コーワン大学は、現在では世界を股に掛けた目覚しい活動振りで知られるヒュー・ジャックマンやドミニク・パーセルの母校として国際的な知名度を誇る

 

その創学を言祝ぐ趣旨の創立25周年記念公演と銘打たれたコンサートにおいてA.L.氏は彼の出身校で件の大学敷地内に所在する西オーストラリア芸術演劇教育学校(WAAPA)の在校生らと同じ舞台上でパパ・ルイスと親子共演したもよう

 

同記念公演の貼り出し。これを見る限りでは随分と多彩な内容に富んでいたようだ

 

父子お揃いの衣裳が素敵、いつも思うこととして彼に似合わない服装はあるのかしら

 

『真珠採り』より「聖なる神殿の奥深く」を歌ったとのこと、せめて動画を上げて?

 

 

この親子による共演に破顔してるの2人揃って可愛いかよ、まさに音楽界の奇跡だな

 

そして、およそ10ヶ月後にはWAAPA主催の募金コンサートのために再共演を果たしている。「ご母堂パトリシア・プライス女史はこれを観客のお一人としてご覧になったかしら?」って思ったら、そもそもこの企画および立案者であらせられたっていう。私のような凡人が考えるオペラ一家の領域を軽々と超えてしまうルイス家すご過ぎるね

 

(以上、すべてパパ・ルイスのFACEBOOKより引用)

 

最後に掲載した"From Opera With Love"に関してはコンサート評もしっかりあったので一緒に貼付し一部について抜粋および翻訳しておこう

父子であるマイケル・ルイス(バリトン)とアレクサンダー・ルイス(テノール)は最高の戦友である。それぞれが類稀なる歌手でありながら、彼らは一緒に歌うことで男声域の素晴らしさを呼び起こしている

(中略)

どの歌手も優れていたとはいえ、残念ながら女声陣は父子軍に出し抜かれていたと言わねばならない。ルイス姓はウェールズ由来の好ましい家名であり、私達の誰もがウェールズ人に歌わせれば右に出る者はいないことを知っている。このルイス達も彼らの流儀を完璧に捉え、「聖なる神殿の奥深く」の二重唱では非常に均衡の取れた男声を惜しみなく披露した。アレクサンダーは『連隊の娘』より「ああ、友よ!なんとめでたい日々だろう!」を歌い上げつつ、ある箇所では演奏を止めてフランス語の複雑さに腐し(たような素振りを見せ)た。それから男声陣にフィオナ・マクアンドリューとケイトリン・キャシディが加わって『リゴレット』から興奮に絶えない四重唱を聴かせてくれた

彼を敬愛しはじめてからというもの、さまざまな記事を読んできたので於豪州各誌の筆致とその傾向も肌で感じてはいる。何が言いたいかと言えば、このarts hub誌による論評はお気に入り。それ以上のことを書き出してみたら、まさに冗長になってしまったから、この際もう別日に当該の記事について「ああでもない」「こうでもない」言うことにする

 

それとオペラ街道を邁進する謂わば同志が恋に落ちて家族となり、それぞれの面差しをよく映した息子たちを設けた。この緩んだ頬でパパ・ルイスの気持ちは一目瞭然としてママ・プライスもお幸せであられたことだろうな。まして、ご兄弟がそれぞれに多岐にわたる躍進振りであるから尚更に