前回の中華料理編から続いてしまいました。だって、ほとんどはじめて作ってみたら中華料理って楽しいし、どれもこれも本当においしそうなんだもの。どうして各食品会社がこぞって中華調味料を手掛けるのかがこれで分かった気がするよ。この果てしなく奥深い世界に対する探究心は湧き続けて枯れもせず、もしこの史上の美味を知らない人間がいたら一人でも多くの相手に敷衍せんことを願うだろう

 

あたら職業上無縁である以上は、それを趣味に定めたがるのも無理からぬことだ。今や中華鍋は我が家のマスト・アイテムになったよ

 

清王朝末期に活躍した政治家の名前に由来する左宗棠鶏は湖南料理を基としてニューヨークで生まれた料理。個人的にはもっとたれだくにしてしずる感増しの方が好きだし映える

ついに念願叶ってはじめての北京料理を。この京醤肉絲は牛の赤身肉を主材料とすることも多いそう、今夜は本場に倣って豚ヒレ肉を選んだ。しっかり味ゆえ薬味を別添して正解

現在では鉛の含有量などが問題視されつつも今なお中国国内各地や台湾でも愛食され続けている皮蛋はゼラチン質の白身ととろりとした食感の黄身が抜群に好相性で食欲をそそる

「最も有名な中華料理」と言っても過言ではない麻婆豆腐は食感強めで水分を極力絞った仕上がりが好き。これは絶対に接写と踏んだのに、こうして見るだに大して映えなかった

 

これで一先ずのところ、先週までに作った中華料理の写真は全部出し切った。ほどよい時間を置いたら、また挑戦してみることに致しましょう

 

そういえば、こちらに戻って来たばかりの頃に台湾式仏教のお寺に行ったのね。そこには訪問者のためのカフェがあって、折角だから立ち寄ってみたら…どれを食べても本当においしかったの! かたや一緒に行った夫は涙目だったので、いわゆる馴れ親しんだ味以外は受け付けないといった現象は、いつ誰にでも往々にして起こり得るのだと思う

 

我が推しは先月末から来日して、その滞在も残すところあとわずか。これから帰国するまでに口に合う料理をひとつでも多く見付つけてくれることを陰ながら願ってます