なんだか踊り出したくなるくらいに陽気な曲調だよね。それもそのはずで、この曲が発表された当時の1980年代は、俗に言うディスコが隆盛を極めた時代だった。その時期を懐古させるには充分過ぎるほどに活気に満ち満ちた機械音の数々は、かつてのDJたちによってあらゆる各地の若者の胸を熱くさせたのだろうね

もしかして、この曲で実際に腰を振った方もいらしたりするのかな。だとしたら、その方は幸福だ。私がもっと知りたいと願った21世紀には、彼らは既にこの世には存在しなかった

 

 

この曲自体は、たくさんの代表曲を持つ彼らのオリジナル曲の中では、そこそこと言った知名度だろう。これを一番のお気に入りに挙げるってファンも(YouTubeのアップロード率から鑑みるに)少なくはないのじゃないかな

あるいは、彼らの代名詞としてこの曲を思い浮かべるのは、もっともだ

 


今年から遡ることおよそ20年前に、彼らはともに自動車事故に遭って亡くなった。いまだにユニットとしての活動を続けている最中の死で、彼らは二人とも"London Boys"として、その生涯を閉じた

しかしながら、彼らは二人ともがロンドン生まれだった訳ではなく、そのデビュー以前にはその生活の拠点は揃ってドイツにあった。その後にU.K.チャートを賑わせる存在になるまでには、数年以上の時間を要した