どうも、こんばんは。さっきとんでもなく面白いことを思いついて、「今日のブログの冒頭は絶対にこの話から始めよう!!!!!」って思ってたのに、あろうことかすっかり忘却の彼方に消え去りました。たった数分前の出来事なのに。どうしてこう頭の出来が残念なんでしょうか? それをブログをご閲覧の皆様に訊くところがもうだめだと薄々は気付いております

 

あっ、唐突にオチだけ思い出したので聞いてもらっていいですかね? 「だめ」って言っても書いておきます。私、本村弁護士とパンクブーブーの右側の人が同一人物だと思ってたんですよ。「あの人、弁護士として人を助けながら二足の草鞋履いて偉いよね~」って言ったら、家族中からあらゆる形で罵詈雑言をもらいました。ちなみに一番心に響いたのは、「そんなんだからミッキーとミニーの物真似が演じ分けられないんだよ」でした

 

大事なことなので二回言う代わりにオチを太字にしておきましたよ。親切ですね。今笑わなかった人と最初に「だめ」って言った人ー? お前面白い女だな。いいだろう、この俺がお前を必ず振り向かせてやるぜ…!

 

 

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さて、「好きなミュージカル曲」です

 

昨日に続いて中川晃教さんの絶唱を貼付しました。貼付しましたが…本来ならさまざまな言葉を尽くして、誤解のないように慎重に書くべきことですが、この岩谷時子先生による日本語詞はハッキリ言ってイマイチだと思います。旋律と相克。「それでも聴かずにはいられない」って思わせるんだから、だから歌手ってスゴいんだ

 

 

『スカーレット・ピンパーネル』は物語も楽曲も全部が大好き。中でも、この曲は素敵だ。何度聴いても新しい発見があるのにうっとりもさせられて…古から聴衆を唸らせてきた曲が必ず備えている、理性と情緒の双方に訴え掛ける、だからこそ稀有な魅力を持っている

 

この動画を貼ろうと決めるまでには数十本の動画を観て、それに3日くらいを要した。舞台版もあればバーで歌っているもの、原語も他国語もあったけれど、これがよかった。もちろん歌唱も然ることながら、このメイグリーンのマーメイドが美し過ぎて溜め息

 

その人の好きだった部分を思い出せないのに目を離せなくなってしまった時こそが

恐らくは愛の始まりだって気がするよ。そうして、新しい長所を見付けるんだ、何度も

 

 

この曲を選んだ理由は…年季の入ったDファンなら分かるかなあ…。あるいは、東京ディズニーシーのあのトイレの常連とかも。それ以外の場所で聴けるっけ?

 

今年のアカデミー賞で再び話題の人となったジュディ・ガーランドの艶めかしい歌唱。この時はまだ19歳かそこらでしょう? とてつもない貫禄、これこそまさにスターだよ。「声がいいミュージカルスター」は数多あれど、その中でも群を抜きながら、しかも、その中の誰よりもその事実に頼り過ぎていないところが彼女の強みだ。大好きだよ

 

 

ジュディ・ガーランド繋がりで"Meet Me In St. Louis"から「ザ・トロリー・ソング」。

このミュージカル自体は、現在の形式を築いた始祖としてよく知られているよね。最愛の主題歌がなかったので、その次に好きなこの曲を貼付した。疾走感が心地いい!

 

 

"West Side Story"より"Mambo"。これでデュダメルを知った日本人も多かったかも。

 

先の動画で「理性と情緒の双方に」と書いたけれど、このミュージカルこそはまさにそれ。当初は黒人と白人の対立を描写する予定だったものの、音楽的に調和しなかったために、現在の格好に落ち着いたという逸話からも、そのことがよく分かる

 

恐らくはこの曲が物語全体を通して一番「オーケストラ映え」する曲じゃないかな? 要するに、最も陽気で華やかな曲だ。この直後に主人公たちが恋に落ちるには充分なほど

 

 

『ウエストサイド・ストーリー』で知られるジョージ・チャキリスの代表作のひとつ。彼って本当に体躯がしなやかで、この上なく踊りが上手だな。私はバレエ歴8年程度はあるのだけど、もし私がこれを踊ったら失笑もの間違いなしだ。それくらいに「魅せる」ってことに関して言えば難易度の高い振り付けだと見るたび思う

 

そういえば、かのシルヴィ・ギエムの来日公演を観に行ったら、「えっ、これ完全にヒゲダンスじゃない…?」みたいな振り付けあったもんな…。それでも、彼女が踊れば芸術になる。しかも得も言われぬ唯一無二のものに。こう書いていて思ったけど、大いに頭身も関係あるね。もう存在そのものが芸術なんだな

 

 

以前の記事で書いたかもしれないけれど…私はオペラの本質はレチタティボにあると思っていて。それはミュージカルでも同じようだ

 

この映画はもう何回も観ているけれど、子どもを持ってからだと感じ入り方が違うだろうな。原作が当時のイギリスの社会制度を批判しているピカレスク文学ってこともあって、そこに描かれる下層階級の子どもたちの描写に、今ではもう耐えられる自信がないよ

 

 

もともと「実話を基にした映画」として観たことがあったからミュージカル化はビックリ。先日惜しまれながらも亡くなった三浦春馬さんがローラ役を演じていたことでも話題に

 

私はこの曲の何とも言えないグルーヴ感と歌詞が好きで、特にキツめのワークアウトの時には必ずこれを聴いてる。もし落ち込んでる人がいたら、私なら「お酒を飲もう」って言う。でも、もしお酒が飲めないなら、この曲を迷わず勧めるよ。大体のことはこれでよくなる

 

 

これぞミュージカル、これぞミュージカルにおける正しい楽曲のあしらいだ。そして、恋する少女をこれ以上なく美しく見せるのは、また、ミュージカルの務めでもある。それで言うなら、この曲こそが最高だ。大好きな曲。カラオケに行くたびに歌ってる

 

 

先程から貼付している楽曲のほとんどに言えることだけど、どれも「このミュージカルと言えば、この曲!」とはならない曲ばかりだよね。だからこそ好きなのかも

 

どこかでも書いたかもしれないけど、個人的によく聴く曲は愛憎の対象にならないんだ。例えば有線で流される特集曲みたいなものって自分から聴こうとは思わないでしょ? さらに言えば、巷で人気を集めるアイドルに興味を持てなかった理由はここにあるかも。いわば、それは私にとって空気と同じなんだよね

 

ところで、この場面に出て来るフレディのような「噛ませ犬」的な登場人物が好きです。『ドン・ジョヴァンニ』のドン・オッターヴィオとか、『ハウルの動く城』のカブとか。私がイライザなら間違いなくフレディを選ぶし、原作でもそうなってる。でも、これはミュージカルなんだから、これでいいんだ。これがいいんだよ

 

 

前述した『ウエストサイド・ストーリー』を始めとして、『ロミオとジュリエット』を翻案した作品は数多ある。でも、その優劣を分かつものは、果たして登場人物の年齢設定にあるような気がするよ。そして、そこにどれだけの説得力を持たせられるかは重要だ

 

その点を鑑みても、この本国版オリジナルキャストの2人は最高だよね。特に、当時ジュリエット役を務めた彼女は15歳。原作のジュリエットそのままって感じ。この世で一番可愛い、あの世を含めても可愛さが過ぎる、もはや天使ですか? こんなの誰でも好きになっちゃうでしょ…。何万回でも観ていられるわ。この93万回再生の内の90万回は私だわ…

 

 

一時期あまりにもハンガリー文化にハマっていて、本気で移住を考えていた私です。当時はいろいろ調べていたけど、今の私の記憶に残っているのは、その国の始祖がフン族とあって姓名の順が我々日本人にも親しみやすいこと、現在の首都であるブダペストは、昔はブダとペストに分かれていたこと、あとパプリカ生産が盛んなことくらいです。今でもトルトットはつくれるし、こんな名前だからよく本国人に間違えられたりもする

 

ジュリエット役とマキューシオ役の2人はこの共演がキッカケで結婚したんだよね。その後離婚したんだけど、私の記憶では、その時に彼はキャピュレット夫人と熱愛が報じられていたような…。えっ、守備範囲…

 

 

跳躍に次ぐ跳躍で難易度が高そう。でも、歌ったら楽しそうなこの曲。これまた日本語詞が歌いにくそうだけど、見事に調伏しているところは本当にすごい。本国版はトリッキーな感じだったけど、日本語版はひたすら耽美な世界観を守ってる。まるで山岸涼子の漫画から抜け出て来たみたいだ。独特の優美さがある

 

特に、このアルトワ伯は「ギリワンチャンある」と「キモイ」の内角ギリギリを攻めてる。その匙加減が素晴らしいよ。とかくこうした役柄はやり過ぎになりがちだから、なおさら

 

ところで、私は神田沙也加さんとは同年代なんですけど、彼女はずっとこのままなの…? もうアラサーな訳だけど、永遠に清楚で美しくて、何と言うか少女のよう。恐らくリリアン・ギッシュやベティ・ホワイトのように少女のまま生きて行くのかしら。それは選ばれし者だけに与えられた歳のとり方だよね。彼女は「二世タレント」って枠に収められがちだけど、誰よりも稀有なスター性を持つ

 

 

ここまで書いといて何ですけど、私はあまりミュージカルが好きじゃなくて…。とはいえ、かつてはよく劇場に連れて行ってもらったし、よく観ていました。その日々は悔いるどころか、かけがえのない思い出です。どんな宝石より黄金よりも尊い。今ふと考えてみたんだけど、その愛はどこにも消えてなくて、恐らくまだ私の中にある

 

それを再び見付けるかも知れない、その可能性を秘めた明日からの日々は新たな旅だ。また愛せる日が来る…かは分からないけど、もしそうなったならそれは素敵なことであるのは自明だ。自分自身にさらなる展望を期待することは、人生を生きる上ではとても重要だからね

 

 

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さて、大変に暇なのでこの記事とおつかつせずに、また新しい記事を書こうと思います。どうして暇なのかは、恐らく次の記事の冒頭に書くことになると思います