ほかにも好きな季節はあるけれど、何と言っても一年で最も心躍るのは降臨節からクリスマスそして大晦日までの期間だ。その理由としては非日常の連続が挙げられて、その中には音楽に纏わる企画やイベントの充実度も含まれているかも

 

そうそう、今の時期はそこかしこでクリスマスソングを耳にするよね。かつて信教徒だった頃にはよく教会で歌ったし、個人的に思い入れの深い曲も多かったりする。ので、いくつかお気に入りのクリスマスソングを貼付してクリスマスに備えようと思います

 

 

 

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この季節になるといずれかでは必ず聴くことになる、我々ディズニー好きにとっては欠かせな一曲といえばこれ。あまりにも多用されすぎて、どの年のどこのショーがお気に入りと即答できない人も多いことだろう

 

個人的には「Encore!」が最も印象深いかな。もとは「メイム」(というミュージカル中)の一曲で、今作中では全財産を失った主人公メイムが自らを鼓舞するために歌われる。どんな大金持ちもお金を持っては死ねないから、こういう精神性は大事だよね

 

 

これもパーク内のみならず街中のあちこちで聴く定番中の定番だよね。どんどん歌詞が追加されて長くなっていく「つみあげうた(cumulative song)の一つで、これをさまざまな家庭で賑やかに歌い継いで来たのだろうと思うだけで心温まるよ

 

それぞれ時代や国によっても微妙に歌詞が異なって、例えばフランス語版だと「何くれるの?」って催促してるのもお国柄が表れてて好き。しょっぱなから孔雀をくれる地域もあるわ歌詞中の「金の指輪」がゴシキヒワのことを意味しているわで、これはもはや鳥貴族じゃないか…

 

 

いわゆる「キリスト誕生(クリスマス)」を語るには欠かせない東方の三賢人のことを歌っているのはシュジー・ルブラン。彼女はカナダ出身のソプラノであり古楽の研究者で、先にはカナダ政府から叙勲もされているほどの大家でもある。主に17〜18世紀の音楽についての功績で知られているから、これもその時代のものかな? 

 

我が子が生まれる前に夫婦二人で過ごす最後のクリスマスに聴いた曲だからかな、個人的に思い入れが深いよ

 

 

「これぞ賛美歌!」って感じの情緒に満ちた曲だよね。実際にその事実に相違はないけれどもこの曲をはじめて知ったのもやっぱりディズニー関係(より正確に言えばThe Sound of Masicとの出逢い)だった。こんなにさまざまな感慨をくれた存在を好きにならずにいられるほどには恩知らずじゃないんだ

 

さまざまな歌手や団体による歌唱版がある中で、これを貼付した理由は言わずもがな。私達のアニー・レノックスはやっぱり最高ってこと!

 

 

そして、これが個人的に最高位にあるクリスマスソングだ。それももちろんディズニーに由来していて、恐らくは前世紀にパークを彩った花火の打ち上げ時に使用されていたのだと思った。この曲に合わせて打ち上げられる花火のあえかなる美しさと、それを思い出しながら右耳だけで聴くCDプレイヤーがなぞる同じ音色を共有し合うのは、ほかにありふれながら同じものはひとつとして存在しない青春の象徴だ

 

今の人生が正解って訳じゃない。でも、もしあの頃に戻れるとしても恐らく同じ選択をするだろうな

 

 

 

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以上、「お気に入りのクリスマスソング」でした

 

これから年内に、今年を総括する;「映画」と「オペラ」と「本」について書きたいとは思うものの、もしかしたら間に合わないかもしれないよね。どんなに不出来な自分も笑顔で許す、これぞクリスマスの精神を発揮するいい機会だ