今朝、何気なくtwitterのTLを追っていたら、唐突に目に飛び込んで来たこのニュース「マリウシュ・クヴィエチェンが膝の怪我のため松本フェスティバルを降板」とのこと

 

そのリンク元にも記述がありますが、今月上旬に出演したバイエルン国立歌劇場の『フィガロの結婚』の公演中に負傷した膝を手術し、その療養のための降板だそう

 

ただ、こちらの既報では「マリウシュ・クヴィエチェンは病気による降板」とされ、さらには「7月下旬の『愛の妙薬』で復帰する予定」とも書かれており、まさに情報が錯綜していて、何を信じればいいのか分からないというのが現状です

 

とはいえ、彼が松本フェスティバルの『エフゲニー・オネーギン』を降板するのは間違いないようで、彼の来日を心待ちにしていたファンの皆様の胸中を慮るだに、その落胆がいかばかりかは察するに余りあります

 

どうか今回ファンの皆様が抱かれた期待がいつか報われる日が来ますように。そのためにも、彼が早く元気になられますように

 

 

マリウシュ・クヴィエチェンが今回の松本フェスティバルと同じ小澤征爾の主宰による「小澤征爾音楽塾オペラ」の『ドン・ジョヴァンニ』でロールデビューを果たしたのは、確か17年前のこと

 

当時の本役はかのブリン・ターフェルで、文字通りの大物に期待していた聴衆たちを

振り向かせることに成功し、マリウシュ・クヴィエチェンは今や一角のスターとなった

 

そのことを思えば、今回の一連の出来事は象徴的なそれと言えるのではないか? 代役を務めるレヴァント・バキルチの健闘を祈り、松本フェスティバルの盛会を願って