今年のベストバイ/ワーストバイ

今年よかったことは少しずつながら社会復帰出来たこと。同じくらい悪かったことはそのことを完膚なきまでに家族から揶揄されてること

現在のところ家庭内に居場所がないんだよね。いっそクリスマスも勤労しちゃったくらいに。そんな誰にも相手にされない人間を慰めるものといったら、やっぱりお買い物をおいてほかにないんだ。私には『ザ・クラウン』シーズン５のダイアナ妃の気持ちがよく分かるよ。もっとも彼女と異なる点があるとすれば、それは「自分のお給料を遣う」ってことかな。自分の欲望（労働）を自分の欲望（お買い物）に直結させる以上に最高なことってある？？？

そんな訳で、今年買ったものの中から「ベストバイ/ワーストバイ」をそれぞれ５選くらい書こうと思います。別にアフィリエイトがしたい訳じゃないのでリンクは貼付していません。もし気になったらGoogle先生に訊いてみてね（という「遠くへ行きたい」と同様の鬼方式で行くことにする）

＊＊＊＊＊

《ベストバイ》

はじめてこれを知った時はオペラ沼に片足突っ込みはじめた時だったので「ハイラーミデ（※セミラーミデ的な語感で）」と読んでしまった。それはともかくこれは透明なファンデーション兼下地で、その肌色の濃淡に関わらず肌理に溶け込んでなじみながらカバーしてくれる優れモノ

いつも「お前が一番デキが悪いんだから云々」「そのファッションはどうかと思うけど」と要するに苦言しか呈して来ない実母にはじめて「なんてキレイな肌なの！」と誉められたことから、もうずっと定番にすることに決めた

この日本では大して深刻な問題でもないけども例えばアメリカとかだとファンデの色味には数十種類以上のバリエがあるのが普通なので、それを一本化し得るのは画期的な発明だったりするのかもね

かつて満一歳を迎えた頃から数ヶ月のスパンで東京ディズニーランドに連れて行っているだけあって、最近の我が子はその魅力に片足どころか下半身全部を突っ込んでる。いつだって我が子の一番のお気に入りは「イッツ・ア・スモールワールド（以下スモワ）」で、一昨月にインパした時だって５回も６回も乗っていた

「自宅に帰っても魔法が醒めないように」って軽い気持ちで購入したこのカーテンは大当たりで、翌朝起きた時には大興奮しながらスモワの絵本を読んだり動画を強請ったりされたのだった。その後に起床してきた夫の方が悦ぶだなんて、まさに想像だにしなかったよ

今ではこれに隠れて遊んだり顔の付いた振り子の真似をしてみたり数字が書かれているのを読み上げてみたり…毎日楽しく過ごしてる。あの日両手に余る重さに耐えながら持って帰ってきた価値があったというもの

「これまではインパに伴ってホテル泊する」って言ったら、それはオークラに滞在することと同義だった。っていうか、もうオークラが好きすぎて、そのためだけにわざわざ行っては日がな一日だらだらと過ごしたりなんかしてた。我が子の妊娠が分かる２日前に最後に泊まったのもここ

その後にDHC会長のヘイトスピーチ騒動を受けて不買することにしたら、当時は客室アメニティが当該ブランドだったために、その旨を宿泊者アンケートに記して以降は宿泊するのを止めた

「ここ以外だとしても舞浜のホテルじゃなきゃ」って思ってた自分を殴りたいくらいにいいホテルだったよ。特に気に入った点としては洗面シンクが２つあるのとミニキッチンが備えられてるのもいい。それから、お部屋から花火が見えるからバルコニー付きなのも最高。この世の全員が一度は泊まってみて！

誰かに売れるほどブランケットを持ってる。何度も引っ越ししていてそのたびに手放しているのに、こうも長年ディズニーファンでいればそれだけでどんどん溜まっていくんだ。でも、我が子がコストコへお買い物に行った時に、何故だかこれを欲しがって…どうやら一目惚れしてしまったようだ

実際には起床後や就寝前の大号泣をなだめるのにだいぶ役立ってる。個人的な持論としては日本人って小柄な傾向にあるし、今日でも我が国には寒暖差に対する精神論が蔓延っているじゃない？　それがブランケットの小ささにも現れていると思うのよね

皆もっと怠惰に馬鹿みたいに生きようよ、これは￥1500くらいだったし隣の売り場に並んでるワインも買ってだらだらしてよ

最近ようやく人間になった身として告白する内容としてはいささか凡庸が過ぎるけども、かねて自室で就寝することになった12歳の頃から、いわゆる寝間着というものを着た試しがなかった。だって暑苦しいし窮屈だし、朝着てても夜着てなくても怒られる…こんな不条理な着衣ってこれをおいてほかにある？

特に問題視していなかったこの問題を解決してくれたのはやっぱり我が子で、先達てのハロウィン期間のインパの際に仮装を試みたものの、どうあれどうしても東奔西走する３歳児を追い掛けるには装飾は難しかったことからこれをホテルで着るに留めたところ、「ママ、おひめしゃまみたい」と大ウケするに至る。ああ、あくまで装いだけで、そのほかはモン・カラマリなんだけどね！

《ワーストバイ》

巷で話題のこれが安くなっていたので（家人が）購入してみた。「特によくも悪くもないな」と思っていたところへ来て、この年末の大掃除である。これまでのシャワーヘッドだったら手許のボタンで水流を完全に止めることが出来たのに、いちいち蛇口をひねらなくちゃならなかったのが面倒で面倒で…

普段の入浴と比べるとお風呂掃除って格段に手数が多いから、そのたびに「うん？」っとなってはいた。それ以上に煩雑な大掃除ともなれば、こうなると円滑に進むはずの作業工程が都度に中断されることに対する最早憎しみしかなかった。例年の３倍以上の時間が掛かったと言っても過言じゃないんじゃないかな

この世の中にはさまざまな考え方がある、私は自分がキレイになるよりも浴室が清潔な方がいいからな…

「普段は自分で水道水を煮沸して飲んでいるし、こういうのあると便利かな？」と思って導入したものの、普段の習慣が抜けなかったせいで結局のところ全然活用出来ていなかったりする。今みたいな季節は、特にキンキンの冷水＆適温の白湯よりも常温の水の方を重用してしまいがちだしね

担当の営業さんからは「例えば即席の味噌汁とかをすぐ飲めるので、そういう時に便利ですよ。我が家には子供が４人いるので、僕の妻には大助かりだって聞いています^^」って言われたのだけれど…たとえフリーズドライだとしても両親２＋子供４パックならそれぞれ器に開けてお湯を注ぐより、個人的には一気にお鍋で人数分をこしらえた方が楽なように思えるのですが、それは…

これまでに何度も泊まったランホだけれど、ご存知のように新型コロナの影響もあってルームキーやアメニティの縮小や削減およびアーリーエントリーの一部が廃止されるなど、これまで以上に性急かつ大幅な改悪が止まりません。毎年泊まるたびに冗談じゃなく魅力が半減しているような印象を受ける

個人的にはリゾラは乗らないしベルボーイに案内を頼んだこともないので納得できる部分も多いとしても２家族で宿泊するのにシャンプーなどトイレタリー用品が各ひとつずつって…そんなの足りる訳ないって分からないものなのだろうか

こうやって胡座をかいていても自ずと集客できるのだから、今後もこうした改悪は進み続けるんだろう。だから多分もう向こう数年は少なくとも泊まらないし、同じ理由でハワイに行くこともないと思う。大体にして劇場もないところへ行く意味がないし

これに限らない日本語以外の本すべてを、我が子はひどく嫌っている。まだ新生児の頃から何冊も読み聞かせているのに、その嫌いようといったら半端じゃなく、まだ身動きがとれなかった時には泣きわめいてその不機嫌さを知らせ、ほかの子たちよりちょっと遅く一歳３ヶ月を過ぎてから一週間のうちに「はいはい→たっち→つかまり立ち→歩行」の波状攻撃を繰り出してからは逃走するようになり、最近では本を投げつけることさえあるほど

それ自体も大いに問題だし、そもそも日本語で書かれた絵本ですらさほど好きじゃないことも問題視するべきなのだろうか。とりあえずのところ「（漫画を除いて）読書なんかしたことがない」と「気に入らないことはとことんやらない」夫婦のサラブレットとしては成功してるって言えるかもね。どこにも行き場のない絵本の蔵書は図書館へ寄付するかな？

毎年この季節に手帳を買い換えるのだと話したら、「そうでしょうね。お前は社会性がないから」と言われた私がどうしてそうしているのかといえば、それはご存知ロルバーンの手帳が10月始まりだからという理由にほかならない

かつて大学生の時も社会人になってからも（たまに浮気もしながらも）長年にわたって愛用し続けてきた手帳と決別を喫したのは、これまでになかったことながらこの紙片がリングから外れていってしまったことによる。一応は手直しをするという悪足掻きも試みはしたものの、その後も何度も散らばっていってしまうので、「これはもう手帳の体をなさないな」と思って、別のを購入した

ただの紙片になりたがったこれの個性を尊重して、今は単なるメモ用紙として使ってる。別に不自由していないし、来年以降もメモ用紙として購入することはあるかもね

＊＊＊＊＊

以上、「今年のベストバイ/ワーストバイ」でした

これが今年の最後の記事かよ…どうしようもないよね。まあ、それはいつものことだから仕方がないね

ところで、一番好きなおせちって結構皆意見が分かれるよね。私は松笠いかとか煮いかとかが好き。要するにいかが好き。今年はもう一週間も前から松前漬けを６種用意したくらいに

その内訳は、「糟鹵」「マリネ風」「りゅうきゅう」「魚醤（肝醤油＋ナンプラー＋オイスターソース）」「マスタード」「アイオリ」で漬けてみたから、来年に成果を発表するね