久し振りの更新なのにお恥ずかしい話をすると、昔よく東京ディズニーランドに行ってはS.S.コロンビア号内のテディ・ルーズベルト・ラウンジでブッシュミルズをしばいていた頃に、そこで流されていた中にお気に入りの一曲があったのね。それで「なんていう曲だろう?」って調べたものの、その当時はまだ東京ディズニーリゾートの音楽情報系のまとめサイトなんてなかったから、結局は分からずじまいのまま。しかしながら、まだ人生で一度も頑張ったことがないのに、こういうところだけはなかなかどうして諦めが悪い性質ゆえに調べ続けていたところ、なんと『メリーウィドウ』の曲であるらしいことが分かった

 

……え、いやいや、そんな訳ないよね? 

 

同オペラからは「そこで僕はマキシムへ」が流されているのは知ってる。でも、こんな曲があった記憶なんてない。なにかの間違いなんじゃないかって何度も調べても結果は同じ。それで親の顔より見た『メリーウィドウ』を観返してみたら、まさかの第二幕の新鮮なこと。そう、「親の顔より見」ている同タイトルだったけれど、それは第一幕までの話。いつも酔って値落ちしてしまうせいで第二幕を観るのは、ほぼはじめてらしかった。長年探していたものがすぐ側にあった、っていうのはメーテルリンクの時代からよくある話だよね。たとえ「唇は語らずとも」、私は恥をかく才能には事欠かないようです

 

ところで、先日またTDLへ家族で行って来た際の所感として、やっぱりプラザパビリオン・レストランが好きだと思った。そして、それ以上に、幼い頃からの思い出が詰まったクリスタルパレス・レストランはこの上なく大好き! ここで流されている曲もとても好きなのに、今調べてみたら先述のまとめサイトに載っていなかったから、すべてのディズニー愛好家同志へ向けて、自らまとめることにしました

 

 

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(以下、順不同)

実際にタイタニック号のサロン内で演奏されていたことから、このS.S.コロンビア号でも流れてる

 

もしかして最も耳にする曲かも、なぜってワールド・バザールの中にいても聴くことが出来るから

 

彼らThe Parm Court Theater OrchestraはYou Tube上に設けられたチャンネルや曲配信でも聴ける 

 

作曲者のシャルル・ド・ティエールはフルート奏者でもあっただけに音色の表現が多彩かつ豊かだ

 

別名スポルトパラスト・ワルツは、その作曲者の生涯とは裏腹に陽気な魅力で我々を惹き付ける

 

バイオリンが印象的な曲、この題名に冠されたとおりの快活な華やかさに抗うことさえ出来ない

 

ここで歌われるロバウとはウィーン近郊の自然林地帯のこと、なんて歌詞が活きる土地だろう

 

もともとは衛兵パレード用と題されているだけに、随分と店内で聴くそれと雰囲気が違ってる!

 

初っ端からピチカートが多用されるこの曲は小動物を題材に据えているとばかり…貴方だったのね

 

かつて存在したセイリングデイ・ビュッフェでもS.S.コロンビア号でも多用されがちだった良曲

 

こうした印象をノームに抱いたことはなかったけれど、その価値観さえ変えてくれる魅力にあふれてる

 

往年のクラシックファンにはお馴染みのコンビ。ほら、「二人でお茶を」飲みたくなったでしょう?

 

 

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以上、「クリスタルパレス・レストランの音楽」でした

 

そのレストランの数どころか、それぞれ店内の装飾やメニューのみならずBGSなどに惹き付けられるファンは多いから、そうした中でNo.1を決めるのは至難の業だってことは分かる。いわゆる東京ディズニーリゾートにおけるパークフードの中で、最も人気の高いそれって何なんだろうね? 私はクリームソーダ味のポップコーンと"ミゲルズ…"なんかで飲めたテカテとXXを推すよ、どっちももうなくなって久しいけどね…

 

 

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追記;

この記事を書いた時に「音源が見付からなかったもの」と「こことS.S.コロンビア号のどっちのBGMだか記憶が定かでなかったもの」も貼付しておくこととします。どれもいい曲だから、どうせなら全部聴いて!

 

 

クリスタルパレス内で聴くよりも随分とゆめゆめしい雰囲気。私だってトライアングル鳴らしたい

 

いくつも知名度の高い編曲を産み出し続ける泣く子も黙る有名曲。その中でもこれこそが最高

 

この曲を心待ちにするために今作を観るまである、間違いなく女声によるアリアの中で最も好きな曲