私は、38歳で免許を取得し(遅い!)、75歳で返納するまで30数年間車に乗りましたが、その間、2回だけ信号無視をしたことがあります。
一回は40歳台の頃で信号が木の陰になって目に入らず、もう一回は70歳前後で何かに気を取られてふっと見落としてしまいました。この2回は、年齢とは関係なかったような気がします。これによって、どういう状態であっても、人は完全な運転はできず、事故を起こす可能性はあるものだと理解しました。
いわゆる、ネズミ捕りにつかまったのは2回です。2回とも一時停止違反で完全には止まらなかったもので、安全確認は自分なりに行っていたので、腹立ちだけが残りました。
運転して、「ちょっとやばい」と気になったのは65歳くらいの時です。ふっと意識が抜けてしまうことがありました。数秒単位というほど大げさなものではなく、ほんのコンマ何秒意識が抜けてしまうことが2回か3回ありました。これは、そろそろ考えた方がいいぞとは思ったのですが、それ以降返納するまで、そういう状態が繰り返されたことはありませんから、その65歳の頃の何回かの記憶がかなり後まで残ったということなのでしょう。
それと、そのまま運転していれば、いずれ、家族から「返納すれば?」と説得されることがあるはずですが、説得する側(たぶん、妻と娘が)も説得される側(私)も気が強いし、私の側は歳をとるにつれて我が強くなるだろうし、被害者意識も強くなるはずだから、家族と気まずくなるのを避けなければいけないと思いました。だから、家族に説得される前に自分から止めようとはずっと考えていました。
ともあれ、高齢者の事故が報じられるたびに、「家族は地獄だよなあ」と思いますし、それは絶対避けようとはこれはもちろん強く思っていました。
でも、本当は、今回、頑なに未練もなく止めようという気持ちを変えなかったのは、別な理由があります。
すでに1回だけ高齢者研修を受講した経験があるのですが、その時の研修講師のおじ(い?)さんが上から目線で人を小ばかにしたような態度だったので、「2度とこんな研修を受けるもんか」と思いました。
あの時の講師が、いい人だったら、もう一回くらい更新しようかと思ったかもしれません。
今となれば、あのおっちゃんに感謝。