網走監獄 | じぃのヒトリゴト

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網走監獄というと、まずは健さんの映画を思い出しますが、幕末の頃新政府と対立する戊辰戦争やら白虎隊やら、また新政府内の対立で佐賀の乱やら西南戦争で多くの政治犯が出たため、当初は主にその政治犯が収監されたそうです。一方、ロシアの南下政策に対応するために北海道の開発、守りを固めることが必要になり、これら囚徒が労働力として使われることが多かったそうです。(説明用のビデオでは「囚人」ではなくて「囚徒」という言葉がしばしば使われていたのが印象的でした)

なにしろ、1200人の囚徒が網走から旭川までの163キロをわずか8か月で完成させたそうですからすごい。ヒグマがたくさん出る中で。

当初は、健さんの映画とはかなり違って、反体制の政治犯が多かったそうですから、北海道人としては、ちょっと誇らしい。それに先祖の先祖のまた先祖がアイヌ人ということであれば、かなり嬉しいのだけれど、その根拠は全く残っていません。

かなりリアル。家人が並んで記念撮影していましたが、ビビって目をつむっていました。


放射線状に広がる5棟の舎房。全部で226房、最大700名を収納できたそうです。

浴場、もちろん監視付き。

監獄食。

ぜひ試食したかったのですが、15時までだそうで。女満別空港14時15分着の飛行機だったので、残念ながら。

「むしょ帰り」というのは、刑務所の「むしょ」ではなくて、「麦6、米4」の「む」と「し」から来ているのだそうな。