終の棲家(その二十四) | じぃのヒトリゴト

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終の棲家をどこにするかというのは、多くの人が悩むところでしょう。

生まれた町にずっと住み続けている人は別でしょうが、私のような流れ者の場合は考えてしまいます。

父は生まれ故郷を捨てて、札幌に移りました。

たしかに終の棲家としては古平は住みにくいところかもしれません。

手術できる病院はありませんし、子供たちの多くは働く場所を探して都会に出ています。

古平を故郷として愛してやまない私が不満を漏らすと、

「これは、母さんへの気持ちなんだ」

と言いました。

「気持ち」の部分が実はどうだったのかはっきりとわかりません。「ご褒美」だったのか「お詫び」だったのか「感謝」だったのか。いずれにしても、母は終の棲家として都会を望んだのでしょう。

私は、どこを選ぶのだろうか。もちろん、その時誰と暮らしているのかで変わるのでしょうが、もし、たった一人だとしたら、どこだろうか。日本かなあ、外国かなあ。全然ぴんと来ないですねぇ。まあ、どこでもいいか。