高校3年生の時だったと思います。
とっても退屈な授業をする物理の老教師がいました。
理系進学コースだったので物理は必須の科目だったのですが、寝ている生徒もかなりいました。
ある時、老教師が切れてしまいました。
寝ている生徒にチョークをぶつけたのです。
ぶつけられた生徒は、立ち上がって、こう言いました。
「いつも、いつも、黒板に文字を書くだけで、ろくに解説もしないから寝ているしかないではないか。書いている時間を節約するためにプリントを配ってそれをもとに解説するなりの工夫があっていいのではないか。もう少し、面白い授業をしてほしい。そしたら私だって寝ない」
その後、どうなったのか覚えていません。
正論だと思いましたが、すごいことを言うなあという思いだけが記憶に残っています。
全共闘運動が激しくなる前年のことでしたから、その後、似たような光景はいろんな高校、大学で見られたのだと思います。
人前で話すとき、いつもその光景を思い出します。
で、ビビります。私の話はあの老教師と同じではないか。
先日、九州大学で、ブータンでの経験を話す機会をいただきました。退屈そうな顔をされると縮みあがってしまいます。あの老教師のようではありたくない、しかし、たぶん、同じだろうという意識が強いのです。
苦手ですねぇ。