父と母が古平を引き払って札幌に移り住んだのは、昭和の終わりころだったと思うのですが、引っ越しの時納戸を整理していたら、表装もされていない掛け軸が無造作に丸められたまま箱の中に入っていました。見ると菅原道真でした。
何故、北海道の片田舎の納戸に菅原道真がいるんだ!
北海道の元ニシン漁家だった家に生まれ、その後転勤で福岡に住むことになった私としては、何やら因縁めいたものを感じたので、福岡に持ち帰り表装に出しました。今も、掛け軸にして、気分的にはお守りのようなつもりで飾っています。
父はそういうものを買う趣味はありませんでしたから、祖父の時代に買い求めたものだと思われ、おそらく、100年近く経っているのでしょうが、色は未だに鮮やかです。
ひょっとしたら、
ひょっとしたら、
価値のあるものではないだろうか、
と秘かに思っていたのですが、
「明治三十五年」という文字が気になったので、最近ネットで調べてみたら、その年は菅原道真の一千年祭だったそうで、たぶん、その当時大量に出回ったものだと思われます。残念ながら、「なんでも鑑定団」に出す価値のないものであろうと、
残念!
ついでに、8日午後五時の大宰府飛梅です。

