娘の子どもが通う保育園の近くにたいへんおいしいミカンを売っている八百屋さんがあります。ここのミカンの甘さといったら、いつ買っても外れがない。私もたまに散歩のついでに他の店でミカンを買ってきますが、この八百屋さんのミカンには絶対かないません。
いつも、子連れでミカンを買いに行くものだから、最近は、
「ミカンの奥さん」
と呼ばれているそうな。
「キミは、奥さんじゃないだろう」
「子連れだから、そう思われても仕方ないよね」
と、まあ、悲しいといえば悲しい、楽しいといえば楽しい会話を親子で交わしているのですが、昨日、例のごとく、その八百屋さんでミカンを買おうとしたら、
「奥さん、ごめん。今日入る予定だったミカンが来なくなったから、来週、買いに来て。大きい声じゃ言えないけれど、今日のミカンは美味しくないんだ」
いい人じゃないか。