震えるお猪口 | じぃのヒトリゴト

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NPO法人生活環境ネットC&Cの代表が管理するブログです。
日々の考え事や思いつきを書き連ねます。

あがり症といえば(11/11)、思い出がたくさんあります。

昭和49年の夏に九州に移ってからは、東京に出ることはめったになかったのですが、ある時、東京で報告会がありました。それも昼食をとりながらの打ち解けた場であったのですが(私にとって、「打ち解けた」場というのは、何にも勝る恐怖の場でした)、困ったことに洋食でした。ポタージュスープが出て、スプーンにスープをのせて、お皿から口までの25センチくらいの距離を震えずに運ぶのは至難の業でした。やってみましたが、お皿の上5センチくらいのところでブルブル震え、25センチの距離はとてつもない長さに見えました。懸命に精神を集中させて、心を落ち着かせて試みようとしましたが駄目でした。とうとう、口に合わないという表情を作って、下げてもらいました。それ以来、そのような場で洋食なのかどうかは真っ先に気になりましたが、幸い一度もありませんでした。

日本酒をお猪口に注がれる時も大変でした。お猪口を持つ手が震えるのはカッコが悪い。「こいつ、緊張しているな」と思われるのは悔しい、けれど震える・・・ということが結構長く続きましたが、これをやっつけるのは比較的簡単でした。右手のお猪口に左手を添えて差し出すと震えはきません。だから、今でも、相手が誰であろうと両手を差し出します。一番楽なのは、「日本酒は合わなくて」といって焼酎に切り替えてしまうことなのですが、それでもやはり好きな日本酒にしてしまうのですから困ったものです。