あがり症 | じぃのヒトリゴト

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NPO法人生活環境ネットC&Cの代表が管理するブログです。
日々の考え事や思いつきを書き連ねます。

もともとそういう体質ではあったのですが、最もひどかったのは今から20年前、インドネシアにいた時のことです。日本のODAで作った水道と環境の訓練センターが職場でした。そこでは、全国から市町村の担当職員が集まり、数週間の訓練コースが開催されます。日本が作った施設ですから、コースの最初の日に、日本側を代表して挨拶をすることになっています。インドネシア語の挨拶文を一生懸命に作って、暗記はできないまでも、それなりにスラスラ読めるまでに練習し、なんとか終わらせることができたのですが、それが何回か続くと慣れてしまって、予習をしなくなります。ある時、かなり久しぶりに、ぶっつけ本番で挨拶したら、まったく読めません。つっかえながらたどたどしく読んでいるうちに、惨めな気持ちになり、次第に気持ちが追い詰められ、気が付くと、手も足もガタガタ震えていました。誰が見てもわかるような激しい震え方です。手を置いていたテーブルにコツコツと指がぶつかります。足もガタガタ震えて上半身が揺れます。恥ずかしくて恥ずかしくて、今でも思い出すたびに胸が苦しくなります。

帰国してからも、このトラウマは残っていました。たしか愛媛県で講演をしたときに、持っていたマイクがガタガタ揺れたことがあります。その時は、約束の時間にギリギリについて動揺していたということもあったのですが、揺れが止まらないので、マイクを置いて地声で話すことにしました。それ以来、スタンドマイクかピンマイクを使わせてもらうことにしました。

こういう状態が数年間続きました。改善するきっかけは、立ちくらみがするということで病院に相談したところ、睡眠に問題があるのかもしれないということで精神安定剤を処方されました。その安定剤を人前で話す前に服用したら、気のせいなのかどうか、緊張感が和らぎました。それが何回か続いたら、いつの間にか震えは止まっていました。

今では、ハンドマイクも平気で使いますし、親指、人差し指、中指の三本で持って、小指を立てたりしています。