「私のお墓の前で泣かないで。私はお墓の中にはいないのだから」
という発想に、私は、深く同調するタイプなんであります。
が、しかし、昨日、父の墓参りに行ってきました。それも飛行機を東京で乗り継いで(直行便が満席だったので)4時間。そこからレンタカーで3時間。
私の故郷は北海道積丹半島古平町というところにあります。今は誰もそこに住んでいないのですが、お墓はまだ残っています。
2年ぶりだったのですが、行ってみて驚きました。草はかなり生えているだろうと覚悟をしていたので、軍手を持って行ったのですが、とてもとても手で引きちぎれるようなレベルの雑草ではありませんでした。まるで、墓石から木が生えているようでした。わが家のお墓の回りだけがトトロの世界でした。
ホームセンターに行って、剪定ばさみを買ってきましたが、実際に切ってみると、とてもそれでは手におえる太さではなくて、もう一度出かけてのノコギリを買ってきました。下の方の太い幹で5センチはあったのではないでしょうか。
妻と二人がかりで1時間半かけてやっときれいにすることができました。
お墓には誰もいないとは思うのだけれど、
感じることの多い帰省になりました。
で、本日、そのノコギリと剪定ばさみをスーツケースに入れて持ち帰りました。行くとき、預けるスーツケースの片隅に忍ばせていたローソク点火用の使い捨てライターをしっかりチェックされ没収されたので、ノコギリは駄目なのではないか。人前で「いったいこれは何に使ったのだ」と問い詰められたら何と答えようか、問い詰められる前に自己申告しておいた方がいいだろうかとかドキドキして考えていたのですが、まったくなにも言われませんでした。
つまり、ライターなど引火性のあるものは預ける荷物には入れてはいけない、手荷物ならば1個だけはセーフ。ノコギリなど凶器になるものは、預ける荷物ならばセーフなのだけれど手荷物ではいけない。考えてみれば、当たり前のことなのですが、飛行場のあの検査、納得できるルールがあって、なおかつ使い捨てライターまでしっかり発見できる優れものである、と、はい、よく分かりました。