反省はサルにはできない | じぃのヒトリゴト

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NPO法人生活環境ネットC&Cの代表が管理するブログです。
日々の考え事や思いつきを書き連ねます。

昨日、妻が交通事故に遭いました。自転車で通勤している時に、わき道から出てきた車にぶつかったのだそうです。電話で聞いた感じでは、多少声は上ずっていたものの、怪我はしていないということでしたので、安心して現場に駆けつけました。
妻は比較的落ち着いていたように見えましたが、相手の女性は今にも(涙腺を刺激するなにかを押してやれば)ワッと泣き出しそうな表情でした。会うなり、「すみませんすみません」と繰り返します。お互いに一時停止はしていたようなのですが、左右確認したときに自転車が目に入っていなかったようでした。妻のけがは右足首に擦り傷が数か所ある程度でした。聞けば、車の正面から自転車の横腹に当たったようですから、間が悪ければ大きな事故になった可能性もありましたが、結果的には車も自転車も傷はなく、妻のかすり傷だけでした。警察に来てもらおうかどうしょうか迷ったのですが、妻も相手の女性も呼んでくれというものですから、110番しました。警察の調べが終わって、警官からはこれから病院に行ってくださいといわれたのですが、かすり傷でもあるし、どこかの骨が折れているという気配もなかったので、お互いの免許に傷がつかないようにということで、警官と別れました。警官が帰ってからすぐ、相手の女性はとうとう涙腺が破裂してしまって、大泣きします。子供さんの幼稚園の運動会がある日ということで、こちらがおろおろするくらいでした。その後、12時頃にも電話があり、妻が仕事から戻った5時過ぎにも電話があり、6時過ぎにはご主人と一緒に家まであやまりに来られました。
結果的にはどうということのない事故でしたし、一応の被害者である私たちも、あとあと面倒なことをしそうな人相には見えなかったはずですが、この素早い対応(おまけにそれは決して「演出」ではなく、心から出た姿勢だと思えました)にはびっくりしました。「こんな人っているんだなあ」と感心しました。
その夜、妻は精神的に疲れたということで、早々に寝に就いたのですが、「私の反射神経が落ちたのだろうか」とか「相手が本当に確認したのかどうか、きちんと相手の目を見て判断していたのだろうか」と繰り返します。
日本人も反省できる国民なんだなあと改めて思いました。私のさほど多くはないアジアの人たちとの付き合いの中で感じたことですが、たぶんアジアの人たちが日本を尊敬できるのは、日本人のこのような体質なのではないかと思いました。私たちが大切にするべき個性なのだと改めて思いました。