専業主婦という言葉が生まれたのは、高度経済成長によって夫の収入だけで生活ができるサラリーマン家庭が増えた1970年代のことです。兼業主婦という言葉が生まれたのはそれから十数年後、女性の社会進出が盛んになったころで、1984年10月22日には朝日新聞に「兼業主婦の数が専業主婦の数を上回った」という内容の記事が掲載されています。
これにあわせるように、ごみの出し方も変わってきます。専業主婦の時代には各家庭がポリバケツを集積場に持ち寄って収集車が来るのを待っていたのですが、兼業主婦の時代には時間に合わせてバケツを出すことも、収集が終わったあとにバケツを持ち帰り洗うということもできませんから、必然的に袋収集という形に変わってきます。
昨日9時TBS系日曜劇場「おやじの背中」(父さん、母になる)という番組を見ていたら、ごみ集積場で久本雅美が「ごみ集積場は町内の情報交換の場所になるのだ」と力説するごっつい主婦役を演じていましたが、40年前ならともかく、いまどきあんな風景ってそうそうないのじゃないだろうか。
なにごとにものんびりしたブータンでもジッとごみ収集車が来るのを待っているという光景にはなかなかお目にかかれない。この地区は官舎になっていて、専業主婦の率が非常に高いのだそうな。
収集車がやってくるまでじっと数十分、おしゃべりをしながら待っていた。
