それから程無くして、飛空挺は最北の島の上空に到達した。
「よし、着いたな!おーい!!船を下ろすぞー!!」
ちょいぽちゃが手下達にそう呼び掛け、船は島の海沿いに着水する。
ぽちゃ「それじゃあ行ってくる。鬼ちゃんは無理しないで安静にして待っててくれ。」
鬼塚「わかったわぽちゃ様♪」
ぽちゃ「それからナルシス、俺達が戻るまで、りゅーの事…頼んだぞ!」
ナルシス「はい。……頭こそ、お気をつけて。」
そして六人は船を降り、『光の宮殿』の跡地を目指した。
ちゃくのアジト…
ちゃく「あ~あ、フィリたん死んじゃったねぇ。」
あいあん「ふむ…、大事な戦力を一つ失ってしまいましたね…。」
ボルト「フーさんいないと寂しくなるなぁ…。」
黒蜜「何言ってんのボルト!?あんな奴いなくなって清々するわ!!アタシなんてアイツに殺されかけたんだからね!!」
フィリップの死の報せを受け、四重奏のあいあん、ボルト、黒蜜はちゃくに呼び出されていた。
「しかし、フィリップ君を倒したあの一行…、このまま放っておいていいのかい?」
あいあんがちゃくに問う。
「うーん、最初は大したこと無いと思ってたけど、フィリたんを倒したとなると…、そろそろ本気で潰しにかかった方がいいかもね。」
ちゃくがそう答える。
「それなら次はオイラが行くよ!」
そこで名乗りを挙げたのはボルトだった。
「あら、威勢がいいじゃない。フィリたんの敵討ちってところかしら?」
「それもあるけど、あの時ちゃくさんが撤退させたから暴れ足りないんだよね。」
ちゃくの問いにボルトは不満の表情を浮かべながら答える。
「ならボルトんに任せるわ♪でも…、もし失敗したら……わかるよね?」
ちゃくは笑顔を浮かべていたが、その眼差しはとてつもなく鋭いものだった。
「!!………………、だ、大丈夫だよ、オイラには魔物もいるしね。」
ボルトはその眼差しに一瞬背筋が凍ったが、怯むことなくやる気を見せる。
ボルト「それで、奴らは次にどこに向かってるかわかる?」
ちゃく「うーん、多分『光の宮殿』に向かってるんじゃないかな?宮殿もみったんが壊しちゃってるけど、『闇の祭壇』での事もあるからね。」
ボルト「番人がまだ生きてるかも知れないって事だよね?だったら番人も一緒に魔物の餌にしてやるよ!!」
ボルトはそう言い残し、アジトを去っていた。