グォォォォォォォォ…!!
そーたが呼び出したのは、体に電気を纏ったグリズリー型の召喚獣だった。
ぽちゃ「マジで出しちゃったよ…」
予想していたとはいえ本当に出すとは思ってなかった為、驚きの声を漏らすちょいぽちゃ。
そーた「グリーズ!一緒に魔物たちを蹴散らすのだ!!」
グォォォォォォォォ!!
そーたの呼びかけに応えるスパークグリーズ、そして魔物の群れに突っ込んでいく。
ぽちゃ「こうなりゃ俺達も負けてられないな!」
そーたの2体同時召喚を目の当たりにしたちょいぽちゃの士気が上がる。
愛乃「ぽちゃもやる気になってるみたいだし、私達も続くよ!」
ファンタ「はい!!」
これを皮切りに、愛乃、ファンタも負けじと奮闘する。
四人と二体の召喚獣の奮闘により、魔物の数も徐々に減っていく。
???「やっぱ数で攻めるだけじゃダメかぁ…。でもまぁ、そうでなくちゃ困るんだけどね。行くよ、ドラゴン!!」
ギィィィィ…
最後の一匹を倒し終え、大量に発生した魔物の殲滅に成功する愛乃達。
愛乃「ふぅ…、これで全て倒したわね。」
愛乃が一息ついたのも束の間、凄まじい突風が愛乃達を襲う。
愛乃「うっ…!」
ファンタ「ぐっ…、なんだ!?」
ぽちゃ「気を付けろ!アイツが来るぞ!!」
そーた「アイツって誰なのだ!?」
???「オイラだよ!!」
突風に耐える四人の目の前に、ドラゴンに乗った男が姿を現す。
ぽちゃ「やっぱりお前か…、ボルト!!」
そう、現れたのは混沌四重奏の一人、魔獣使いのボルトだった。